私にもスマイル下さい【降谷零】

第十四話 ページ16

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「ほら！早く行くぞ！！」

『やだぁぁぁ！行きたくない！』

博士の家の前に来たのはいいけど、いざ行くとなると怖くなってしまう



もしまた避けられたら？

嫌いだって言われたら？

無理無理！

愛しの哀ちゃんに言われたら私の心が壊れちゃう！



「…何してるのよ。近所迷惑よ。入りなさい」

『あ、哀ちゃん！？会いたかった！』


急に現れた哀ちゃんに驚きつつもしっかりと抱きつく


『哀゛ちゃん゛！好きぃ！！嫌わないで！！』

「！？…ごめんなさいね。嫌いじゃないわ。大好きよ」


哀ちゃんと新ちゃんに引っ張られる形で博士の家へ入る




コ「おい、あんなところで泣き出すなよ！周りからやばい目で見られてたぞ！」


『だ、だってぇ』


「…ごめんなさい」

急に謝り出す哀ちゃんに私も新ちゃんも口を閉じる


「その…あなたを避けていたのは……その…」

いつもの大人らしい立ち振る舞いはなく、姿相応の子供らしく、もじもじしながら喋る哀ちゃん


『…大丈夫だよ。無理して言わなくても…』

「き、聞いて欲しいの！私ね…毒薬を作っていたの」

『え！？毒薬？』

コ「……」


毒薬ってあれだよね？

毒の薬？…あ、そのまんまか

え薬作れるとかやっぱり頭がいいんだ…ｳﾗﾔﾏｼ


「そしてその薬を飲んで私たちは体が縮んだの」

『ふぇ！？すんご！』

「え？」

『いいなぁ…頭がいいとか！私なんて毎回赤点スレスレで大変なんだよね！』

「そういう事じゃないのよ！分からないの！？私は毒薬で沢山の人を殺してきたのよ！？」



…話の流れ的に新ちゃんが追ってると言う組織に哀ちゃんは入っていたのかな？

だって新ちゃんが飲んだ薬、組織のだもんね


……その組織が悪いことしてるのは何となく分かるけど、哀ちゃんが悪いとは思えないしな

多分、無理やりやらされてたとかそんな感じでしょ！←適当


『大丈夫！哀ちゃんが超いい子だってことは知ってるし、もし悪いことやってたとしてもちゃんと反省してるんでしょ？なら全部OKってことで！』


「は！？あなた、何言って─！」

そう言う哀を宥めるようにコナンは


コ「まぁ、いいじゃねぇか。灰原もいつまでも意地張ってんじゃねぇよ。Aに会いたかったんだろ？ほら、さっさと再会のハグでもしとけって！」


『新ちゃんナイス！』

たまにはいい事も言うね！


哀ちゃんに思い切り抱きつく


すると

「A…ありがとう」

そう言い哀ちゃんも私を抱きしめてくれた



そんなこんなで喧嘩はしてないけど、哀ちゃんと無事仲直り？することが出来ましたとさ


──
テスト期間入るので更新めっさ遅くなります(._.

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