愛され娘【黒の組織】

22話 結婚相手は… ページ24

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ｼﾞﾝ「うっ…や、やめろ…」

苦しそうな唸り声を上げているのは眠りについているはずの黒の組織の幹部…ジン


少しだけそんな彼の夢の中を覗いて見ましょう




──ジンニキの夢の中


彼の夢の中は何やら暗く、どんよりとした空気に包まれています

ｼﾞﾝ「くっ…A、騙されるな！！あいつはきっと結婚詐欺師だ！！俺との約束を忘れたのか！？」


『じぃ…きらぁい！』

そう言いプイッとそっぽを向くA


「お父さん、安心してください。僕が必ず幸せにしますので」

『んぅ…すきぃよ♡』ﾁｭｯ

「僕も大好きだよ」


ｼﾞﾝ「おいガキ…俺はAの父親でもあるがちゃんと婚約もしている」

フッと鼻で自慢げに笑いながら言うジン

何を自慢気にしているのかさっぱり分からないが、Aに嫌いと言われ相当ショックを受けている様子


ｼﾞﾝ「そもそも俺が親なんだ。何処の馬の骨とも分からねぇやつにはAは渡さねぇ…よってさっさと帰ることだな」

そう言い優しくAを抱きかかえるジン


『じぃ！めぇよ！』

ペチペチとほっぺを叩くAにニヤケ顔を必死に隠しながらジンは

ｼﾞﾝ「悪ぃなA…お前と結婚するのは俺だって決まってんだ」

と言う……がそこにライバルが一人現れた



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「おや？何を勝手に抜けがけしているんですか」

どこからともなく湧き出てくるバーボン


ｼﾞﾝ「チッ…何の用だ。今はAとの時間を楽しんでんだ。出直せ」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「うるさい男は嫌われますよ？」

ｼﾞﾝ「あ？」

バチバチとAの頭上で不敵な笑みを浮かべながら睨み合う二人


それを制止したのはAの一声

『うゃ！バボもジィもすきぃよ♡』


「「ぐはぁっ」」

胸を押さえ付け苦しみに耐える二人


それにAは愛らしく首を傾げていた

『…んぅ？』




──
中途半端ごめんなさい…

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