愛され娘【黒の組織】

21話 ･ ページ23

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「「お、お疲れ様です！！」」


「あぁ。お疲れ、風見がどこにいるか知ってるか？」


「いや、見てないっすね」


「分かった」

Aを一目見せようと警視庁に足を運んだが肝心の風見が見当たらない←部下思い


それにしてもAに元気がない気がするな…お菓子不足か？


そう思ったバーボンは、持参していたボーロを渡すが首を横に振るA


ついには言葉をも口にしなくなったAに焦り始めるバーボン



すると奥から聞きなれた声が聞こえてきた


ｽｺｯﾁ「あれゼロ？…え！？A！？ここで何してるんだ？」


少し動揺しているスコッチ


すると、いつもはスコッチに会うと笑顔を見せるAだったが今日は



『いやぁぁ〜！！』

と、大泣きし始めた


訳が分からず慌て出す二人



とりあえず、バーボンの自室と思われる大きな部屋に駆け足で向かう





ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「ど、どうしたんだ！？」

ｽｺｯﾁ「僕が嫌いになったの！？」

部屋に着きAをあやす二人






暫くして少し落ち着いてきたAは二人に


『ご、ごめなしゃい！』


「「え？」」


『しゅ、しゅこちのプリン…プリン食べたのぉ〜！！』

またまた泣き始めるA


それとは反対にポカーンとした顔をする二人


『ちゅ、ちゅかまえないで！！一緒がいぃ！』

と大好きな二人に思い切り抱きつく



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「…そういう事だったのか。大丈夫だ、捕まえないよ(僕のプリンも食べて欲しかったな)」


ｽｺｯﾁ「A…僕は君を捕まえられないよ(あのプリンは元々はAの為のやつだったし。ていうか可愛い)」



Aを包み込むように抱きしめる2人


なので必然的にバーボンとスコッチが抱き合うような形になる



そんな鼻血案件の現場に来たのは仕事人間の上司を持つ…


風見「な、何しているんですか！？」


と、真っ赤になりながら手で目を隠す


でもここはお約束…指の隙間からふたりの抱き合う様子をチラチラと見る



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「はぁ…全くどこに言ってたんだ。ほら見ろ、僕の娘のAだ」


ｽｺｯﾁ「え？ゼロ、僕のだよ？」


風見「……(どっちも違うだろ。ていうか、写真可愛かったが実物は天使だな。流石は私の娘)」←え？



『は、はじめましてでしゅ！』ﾆｺｯ


可愛らしさ満点の笑顔を見せるAに三人は心をまたもや射抜かれる




こうしてAの周りにはもう一人親バカさんが増えたとさ

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