愛され娘【黒の組織】

16話 保育園 ページ17

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ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「A！今日は僕が先生です！」


『うゅ！』



先生とは保育園の先生のこと

一般の保育園に行かせて何かあったら…ということを過保護な親たちが心配したため会議を行った結果アジト内で保育園を運営することになったのだ


先生の役は幹部が日替わりで回している





ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「では今日は防犯の授業をします！」


『ご…はん？』

早くもお腹が空いた様子のA



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「防犯だ……(どういう間違え方だ…可愛い)」


『ばぼぉ…』


うるうるとした瞳でバーボンがご褒美ようで用意していたボーロを見つめる


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「……A…ハニートラップが上手くなったな」

そう言い目頭を押えながら天を仰ぐ



『んふ♡…ちょ…だい』

何を言っているかは分からないが褒められていることは何となく分かっているため喜ぶA

そしてちゃっかりボーロを要求する



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「……一つだけだぞ？そしたら授業に戻る。分かったか？」


『うゅ！』

そういい両手を差し出す


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「(……本当にわかっているのか？一つしか上げないのに両手を出して……)」

まぁ、そこが愛らしいんだがな……とスマホ片手に写真を撮る


またコレクションが増えたな…と写真のフォルダーを見つめる



『ばぼぉぉぉ！！』

少しお怒りの様子のA


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「す…すまない！ほら！」

そういい一つボーロを渡す


『んぅ？…ぼろ…ちょ…だい！』


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「？ひとつだと言っただろう？」


『うゅ……んぅ！』

しかしてを引っ込めない



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「……まさかだが一袋をひとつと認識してるのか？｣

そう思い試しに袋ごと渡す


『あん…がと♡』


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「…まじか。一袋だと思っていたとは……しかし今様取り上げるのはあまりにも…いやしかし……」


一人で何かと戦っているバーボン

そんなのお構い無しにボーロを食べ進めるA



『んぅ……ないなぃ』

早くもボーロが無くなった様子


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「食べ終わるのが早いな……約束は覚えているか？」


『うゅ……』

目に涙をいっぱいに浮かべながらも約束を守るため我慢するA


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「！…授業が終わったら…わたあめ食べるか？」

やはりバーボンとは言え女性……いやAの涙には弱いようだ

『たためぇ！？』

相当嬉しいのか床をバンバンと叩くA







その後無事に授業を終え2人で楽しくバーボンお手製のわたあめを食べた


『！…んまま♡』

あまりの美味しさにほっぺを押さえる


そんなAに一瞬バーボンの目がハートになったとかならなかったとか

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