第四十五話 ページ5
『コ、コネシマ様……。
なぜここに……？』
kn「いや、たまたまやねんけどな？
急にドカァーン！！って爆発音が聞こえて起きてんけど、
"あ〜どうせアレやろな、ゾムかシャオロンが何かしたんやろな"と思って
とりあえず混ざったろと思って点滴とかバァーン！引っこ抜いて廊下を悠々と歩いとったら、
めちゃめちゃ焦ってる豚が走ってきてな？
何や何やっ！！ってビビっとったら
豚が「お家が敵に襲われて、ご主人の大好きな女の子がピンチだから助けてください！」ってフゴフゴ言って教えてくれてんよ！
だから豚に感謝せぇよ！
あ、豚は避難させたから大丈夫やで！」
……ツッコみたいところはいっぱいある。
点滴無理やり引っこ抜いたこととか、豚くんの言ってることがわかるとか、色々ある。
でも、安心した。
この喋り方は、笑顔は、間違いなくこの方はコネシマ様だと。
敵将軍「……っ貴様、"王子"に刺されたはずじゃなかったのか！？」
kn「？
あぁ、アレ王子やったんか！ショッピ君庇うのに必死でそんなこと分からへんかったわ〜！」
アッハッハと笑うコネシマ様に対し、先程よりさらに怒りの表情をあらわにした。
敵将軍「だが運の尽きだな！幹部とはいえ丸腰の貴様に負ける道理はない！」
敵将軍は剣を構えて襲いかかってくる。
…………そのあとは早かった。
ヒラリと避けたコネシマ様が剣を払い、その隙に敵将軍の懐から拳銃を奪い、押し倒してその銃口を相手の額に押し当てた。
kn「…武器は盗んで賄う。
ゾムと昔やっとったことがここで役立つとはな。」
敵将軍「くっ……！！」
…速すぎて分からなかった。
『……すごい。』
これが、幹部の実力なのか。
敵将軍「…っこんな事しても無駄だ！！
貴様の部下も、この国の民も、全て我が手の内だ！
そいつらがどうなっても……」
ピーンポーンパーンポーー……ン。
突然、城内に響き渡る軽快な音。
？？？「あ〜テステス。
あ、聞こえとる？」
その音に続いて聞こえてきたのは、明るくてどこか気が緩んでしまうような声。
しかし、"それ"は明らかにロボロ様ではなかった。
普段ならロボロ様がインカムやアナウンスを通して指示を出すはず。なのに……
？？？「どうも皆様、
国営放送の時間でございます。
司会を務めさせていただきます、
シャオロンですよろしくお願いします！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1268人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ショウノ - 都道府県マルチでの外道ちゃんのセリフが来たときに、叫びました。台詞要素が多くて、復習の成果が素晴らしいと思います！！ (2020年4月7日 20時) (
レス) id: 0f20d5c602 (このIDを非表示/違反報告)
ふうちゃん☆ - なんか大先生カッコよくない？怒り狂った大先生も好きかも…！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: f19f81ecb0 (このIDを非表示/違反報告)
まるまるのし(プロフ) - ニナさん» コメントありがとうございます！！総統だからこそ、クセの強い国民をまとめられるんでしょう。気に入っていただけて嬉しいです！！ (2019年4月24日 12時) (レス) id: 99fe4741e4 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - シッマ起きてきて感動して泣いた(？)しかもその後に国民が強すぎて笑った。とりまめっちゃ好きです！ (2019年4月23日 20時) (レス) id: 0e6fc5e8be (このIDを非表示/違反報告)
まるまるのし(プロフ) - マリンさん» お久しぶりです、コメントありがとうございます！！また読んでいただいて嬉しいです！！ (2019年4月22日 20時) (レス) id: 99fe4741e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるまるのし | 作成日時：2019年1月29日 22時
