第六十六話 ページ30
✕視点
敵兵士「……幹部エーミールだな。」
em・女性「「！」」
先程、女性を脅していた敵兵士だ。どうやら仲間を連れて戻ってきたらしい…エーミールを痛めつけてから。
その敵兵士の後ろには未だ煙を吹く銃を持つ兵士が一人、そしてその後ろにまた数人。
敵兵士「悪いことは言わない、大人しく捕まってくれないか。……手荒な真似は、これ以上したくないのでね。」
女性「……手荒な真似？」
女性はフラリと体を揺らしながら、本を片手に立ち上がる。顔は俯いていて分からない。
そのままフラフラと歩いて敵兵士の前に立つ。
そして……
em「あっ！！危ないですy……」
時すでに遅し。
女性は本を振り上げ…敵兵士の顔面に背表紙を突き刺した。
敵兵士「っぐ…！？」
em・敵兵士達「「「「……え？」」」」
エーミール及び他敵兵士達は、目が点になるほど驚いて一瞬状況が読み込めなかった。
敵兵士は鼻血を垂らし、そのまま気絶して崩れ落ちてしまった。
女性はそんなのお構い無しで、気絶した敵兵士の胸ぐらを掴んで怒りを爆発させるように叫んだ。
女性「っざけんじゃないわよ！！！
さっきまでは子供達も先生もいたから怖い思いをさせたくなくていい子ぶってたけどもう限界！！
先生の事傷付けといて何様なのよアンタ！！先生に謝りなさいよ！！寝てんじゃないわよクソ雑魚が！！！」
ブンブンと敵兵士の頭を振り怒り狂う女性。一人の敵兵士が「い、いい加減に…」と腕を掴むと、
女性は胸ぐらから手を離し、代わりに他の敵兵士達を全員殴り始めた。しかも……バリ強い←←
女性「ッハハハ！！先生、見ていますか！？(超笑顔)」
em「は、はい…が、頑張れ〜！(震え声)」
国民は時に、幹部も知らない刃を隠しているらしい…。(当の幹部は手を振って応援するしか出来なかったらしいが。)
〜西の村〜
わあああっ……！！！
我々国兵士
「す、凄い………！」
「たった一人の幹部に、敵が全滅……！？」
国民の歓声と、我々国兵士の驚愕の目に注目されているのは、敵兵士が死屍累々と転がっている場所で唯一凛と立っているその男。
キラリと光る"粛清剣"と名づけられた美しい剣。その剣は今は血に濡れているが、彼の瞳はそれ以上に美しい"紅"だった。文字通り赤く染まった彼は、間違いなく……
我々国兵士「…………"鬼神"……！」
そう、トントンだ。
tn「…。
(………………A……。)」
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ショウノ - 都道府県マルチでの外道ちゃんのセリフが来たときに、叫びました。台詞要素が多くて、復習の成果が素晴らしいと思います！！ (2020年4月7日 20時) (
レス) id: 0f20d5c602 (このIDを非表示/違反報告)
ふうちゃん☆ - なんか大先生カッコよくない？怒り狂った大先生も好きかも…！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: f19f81ecb0 (このIDを非表示/違反報告)
まるまるのし(プロフ) - ニナさん» コメントありがとうございます！！総統だからこそ、クセの強い国民をまとめられるんでしょう。気に入っていただけて嬉しいです！！ (2019年4月24日 12時) (レス) id: 99fe4741e4 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - シッマ起きてきて感動して泣いた(？)しかもその後に国民が強すぎて笑った。とりまめっちゃ好きです！ (2019年4月23日 20時) (レス) id: 0e6fc5e8be (このIDを非表示/違反報告)
まるまるのし(プロフ) - マリンさん» お久しぶりです、コメントありがとうございます！！また読んでいただいて嬉しいです！！ (2019年4月22日 20時) (レス) id: 99fe4741e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまるのし | 作成日時：2019年1月29日 22時
