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慧side
次の日
俺が男だからほかの人がいない時にと朝早くにしてもらっていた
病院に着き、中に入ると4、50代くらいのおじちゃん先生と、おばちゃん看護師さんがいた
医者「おはよう、君が伊野尾慧くんかい？」
「おはようございます。そうです、こんな朝早くにすみません。」
医者「大丈夫だよ笑
伊野尾慧くんの担当医をする事になった上杉です。こっちは妻で看護師の澄恵です。
よろしくね。」
「はい、よろしくお願いします。
先生達って夫婦で産婦人科をされてるんですね」
上杉「そうだよ笑
じゃあ、早速だけど妊娠してるかどうか検査しようか」
「お願いします」
･･
検査が終わり結果が出たみたい
母さんには待合室で待ってもらって俺だけで話を聞く
上杉「慧くん、おめでとう。妊娠10週です。」
「そ、ですか...ありがとうございます。」
...俺、妊娠してるんだ...
誰にも言ってなかったけど、薮と付き合ってるだよね
薮との赤ちゃん...嬉しいけど...
上杉「...慧くん、もし中絶を希望するのなら酷だけど1週間後までに決めて欲しい。
そうしないと下ろしたくても下ろせなくなっちゃうからね」
「中絶...したらこの子は(お腹に手をあてる)死んでしまうって事ですよね？」
上杉「うん、そういう事になるよ」
「分かりました...」
上杉「それと、...慧くん、もしかして付き合ってる人いる？同性の」
「えっ...」
上杉「慧くん自身だけで妊娠するとは考えにくいから、聞いておきたくて」
「...あ、、はい、います」
上杉「そっか、ありがとう。お母さんには言ってる？」
「いえ、...まだ言ってません」
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作者名：Mayu | 作成日時：2019年9月13日 23時
