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配信を終えて、チャット欄が止まったのを見てYouTubeを落とす。
スリープモードになったパソコンの真っ暗な画面に、自分の輪郭がぼやけて映った。
デスクの上のアナログ時計は23:20を示していた。
明日は家を7時30分に出なければいけなくて、起床は6時。
配信を優先して後回しにした課題はよりにもよって苦手な英語で、今から始めると1時間以上はかかるから、……ベッドに入れるのは何時だろう。
不眠症を拗らせてるせいで寝付くのに時間がかかるから、きっと今日も眠れる時間は少ない。
慢性的な睡眠不足のせいでいつも体はだるいし頭はぼーっとする。そう、だから、課題が進まないのもそのせいで。なんて、これはただの言い訳だけど。
勉強机に移動して、開きっぱなしで放置していたプリントとノートを見下ろす。課題の内容は会話文を和訳するだけという至って簡単なものだけど、中学生レベルで英語力が止まっている私には、専門用語の入り組む文が些か難題だった。電子辞書を駆使しても時間がかかる。
それでもやればいつかは終わる、とようやくやる気を出したところで、横に置いていたスマホから軽快な着信音が流れた。
タイミングの悪さに煩わしさを感じながらも受話器のマークをタップして「はい」と適当に挨拶をすると、はあ、と嘆息が聞こえた。第一声がため息かよ。
「どちら様？」
『剣持です』
「……こんばんは？」
『電話に出る時は相手を確認してから、と言いましたよね』
「うんうん、そうだね、言ってたね」
『……まあいいですけど。今何してました？』
「課題やろうとしてた」
『ですよね。僕、手伝ってあげてもいいですよ』
「……」
一瞬本当に剣持くんが言ったのかわからなくて、思わずスマホを耳から離して液晶に映し出された名前を確認してしまった。
『聞いてます？』
「聞いてる、聞いてるけど、剣持くんから言ってくれるなんて珍しいなと思って」
『……嫌ならいいです』
「嫌じゃない！お願いします！」
私のあまりにも必死な勢いに、電話の向こうで、んふふ、と笑われた。彼の笑い方は相変わらず子どもみたいだ。
まあ、割と、好きな笑い方ではあるけども。
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テト(プロフ) - でん太郎さん» ありがとうございます！個人的には燈夜のキャラが迷走してる気がしていたのでそのお言葉がとても沁みます🥲2人の関係性に尊さを感じていただけて嬉しい限りです🙏まだまだ稚拙な文章ではありますが精一杯頑張ります！ (2022年10月23日 19時) (
レス) id: 690a3228cb (このIDを非表示/違反報告)
でん太郎(プロフ) - 燈mcあまりにも好きです…🙏😭 燈夜ちゃんかっこかわいい尊くて、mcが翻弄されているのかしているのか…な関係性が最高にてぇてぇです、これからの更新心待ちにしています…！🙏 (2022年10月21日 19時) (レス) @page1 id: 1487e65024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テト | 作成日時：2022年10月15日 15時
