"V.I.P".2 Junta.N

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コツコツと靴音が響き、寝起きの淳太くんが登場。笑








眠そうな目をこすりながら






淳太「Aは俺がお嫁さんにもらうって決まってんのー。


お前みたいなお子ちゃま、100年早いわ！」







と言葉をなげる。







龍太「なんだとー！この唇おばけ！」






淳太「おぉ！なんやとー！やるか！」






龍太くんが私からひょいっと降りて淳太くんに飛びつこうとすると部屋に紫耀がやってきた。








紫耀「おやつができましたよ〜」






その紫耀の言葉にピョンピョンとは跳ねて反応する龍太くんは







龍太「おやつー！たべるー！！」







と紫耀の元へ走って行った。









淳太「ふんっまだまだお子ちゃまやな(笑)」








なんて言葉をつぶやきながら、大人気なく鼻で笑った。







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駆けていく龍太くんの後ろ姿を見つめていると淳太くんの指が私の涙を拭う。








淳太「泣き虫(笑)」






貴方「…うるさい。グスッ…」







意地悪な言葉とは裏腹に、淳太くんは私の横に並び左手で頭をそっと撫で抱き寄せた。








淳太「えらいえらい。



よお頑張ったなぁ」









淳太くんの発する優しい言葉に涙が止まらなくなり手でゴシゴシと顔を拭う。






淳太「あ！


そんな強くこすったら赤なるやろ〜！








もー…無理に泣き止もうとせんでええ。



好きなだけ泣き？



全部受け止めたるから。」









私は、龍太くんに見つからないよう 隠れて泣いた。






私が泣き止むまでずっと背中をトントンと叩いてくれて






龍太くんには「A、めがあかいぞ？」






なんて言われちゃったけど、必死に






貴方「花粉症かなぁ〜」








とごまかした。




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