"V.I.P".2 Junta.N

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準備を済ませ、別荘をあとにする。








白のオープンカーを出して、まずは首里城に向かう。









ゆらゆらと揺れるAの黄色いワンピースが輝き、









真っ青な空の下に絵本から出てきたようなAが駆けていく姿が、ほんまに絵になって。







ついつい見惚れてしまう。







貴方「淳太くーん！！はやく！！」









少し先から俺を呼ぶ。








淳太「あんまりはしゃいだら転けるで。笑」









貴方「大丈夫だもん！



っと！あっぶない、」







小さな段差につまずき転びそうになるAに






言わんこっちゃない、と頭を小突く。








貴方「…うるさい。




ねー、写真撮ろうよ。」








携帯のインカメラで写真を撮ると相変わらず俺の顔は盛れず。。






横ではAがケタケタと笑う。







貴方「みんなに送ろうっと！」






淳太「あほ、やめい。」







俺が止めるも聞かず、いつの間にかAの待ち受けになっていて。







嫌やと言えども、俺も少し嬉しいわけで。







こっそり。Aにバレないように、そっと俺の携帯の待ち受けに設定した。

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