"V.I.P".2 Junta.N

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3限目開始のチャイムが鳴り響く。









流星は相変わらず寝ていて






私と淳太くんはベランダに出て紅茶を飲む。







部屋からはワイワイとビリヤードをしながら騒ぐ声が漏れてくる。









貴方「淳太くんはずるいよ…」







淳太「なにがやねん(笑)」









貴方「いつだって余裕な顔してる。」









淳太「そんなことないわ。



Aのことになると、いっぱいいっぱい」







伏し目がちに微笑む。









淳太「いつか俺以外の男のとこ行ってまうんやろか…て心配になる。」









声のトーンが低くなり切なさがこもる







貴方「心配いらないよ。




淳太くんしか興味ないから。」








私がはっきりと言葉にすると淳太くんはニコッと笑う。






淳太「そんな可愛い顔。俺以外に見せんなよ？」









貴方「う、うん…。」








私と淳太くんを優しい空気が包み込む。








目が合いお互いに微笑む。







.









.







望「やっぴーーーー！」









穏やかな静けさをぶち壊すように望が飛び込んでくる。








勢いよく私の手を取り







望「Aも一緒にやろうや！」







と引っ張っていく。








大きすぎる子供に引っ張られながら淳太くんの元を離れた。

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