"V.I.P".2 Junta.N

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龍太「帰りたくないなぁ〜」







玄関で照史くんに手を引かれながらぐずる龍太くん。






貴方「またいつでも遊びにおいで？」





龍太くんの頭をポンポンと撫でるとニコッと愛らしい笑顔を浮かべた。






癒される…♡






照史「ほんまにAも淳太くんもありがとうな」






淳太「ええって。困ったときは頼って。」








照史くんはお兄ちゃんらしく、龍太くんの手を引きながら家を後にした。






部屋へ戻ると騒がしかったのが嘘のように、しーんと静まりかえっている。







貴方「はぁ〜…。なんか疲れちゃったなぁ」








身体の力を抜きベットにダイブする。






そんな私を見て、淳太くんはベットの端に腰掛ける。






淳太くんの背中を見つめていると、





なんだか ぎゅっとしたい衝動に駆られる。







淳太くんに触れたい。






貴方「ねー…？」







淳太「ん？」






携帯を触りながら視線を外さず、声だけで返事をする。






少し寂しくなって黙り込む。







沈黙を不思議に思ったのか、淳太くんが顔を上げて私を見る。







ぱっちりと目が合う。







貴方「…ぎゅーって、して？」








普段の私なら絶対に言わない言葉。








すると、少し間を置いて






淳太「部屋、移動しよか」






と優しく微笑んだ。

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