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2人で家へ入る。
貴方「おじゃまします…」
Aがぼそっと小さな声でつぶやいた。
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崇裕「ちゃう。ただいま やで。」
貴方「そっか…そうだね」
にこっと笑うAの笑顔に愛おしさがこみ上げる。
僕、こんな幸せでええんかな…
家もそこまで広い訳じゃない。
だけど2人で生活していくには不自由しない大きさ。
バスルームやトイレはAのこと考えて広い賃貸を選んだ。
寝室にはダブルサイズのベットが置かれている。
↑これは俺の憧れ(笑)
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リビングにはまたベットが置いてあって、Aの調子が悪い時少しでも楽に生活できるように用意した。
家用の小さな車椅子に乗り換えたAを押して家を案内する。
貴方「ねぇ…崇裕くんの部屋がないよ…」
眉間にしわを寄せ心配そうな顔をしてAが僕の方へ振り向く。
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崇裕「ええねん。僕、実家でも自分の部屋おることそんななかったしさ!要らんねん。」
貴方「そうなんだ」
実際、Aと一緒に暮らすのが決まったのは急で探してもAと生活できるような家はここしか空いていなかった。
お金もあんまりないしさ…笑
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でもええねん。
Aが不自由なく暮らせることが僕にとって一番大切なこと。
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崇裕「あっ、せやせや!」
僕はがさごそと近くにあった段ボール箱の中から大きなコルクボードを取り出した。
崇裕「ここにな、Aが忘れたくないっておもったこと書いて貼っていこう。
次の日の11時、Aの記憶がリセットされても分かるように。」
Aはコクンと頷いた。
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紫ジャス民 - 濱ちゃんがかっこいい。ありがとう (2016年1月17日 18時) (レス) id: a7dd7d2c5d (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 紫ジャスミンとしては最高にキュンキュンしながら読ませて頂いてます。番外編もとても面白くてまだまだ続きが読みたいです。更新楽しみにしてます☆ (2015年10月4日 1時) (レス) id: 42c7b8f22e (このIDを非表示/違反報告)
Rina(プロフ) - ふぅりのさん» ありがとうございございます〜!勿体無いお言葉です!かなりの亀更新ではありますがこれからもお付き合いください! (2015年9月12日 23時) (レス) id: cfc9e7d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅりの - 番外編も最高です(*´`*) 更新頑張ってください!! (2015年8月29日 21時) (レス) id: cc24b659d9 (このIDを非表示/違反報告)
Rina(プロフ) - ノラ猫さん» うございます! 続編はぼちぼちと書きためていますのでお待ちくださいね!私も書きながら、あれ…しげカッコよすぎ…ってなりました(笑) これからしげちゃんメインも書きたいな♪ 本当にコメントありがとうございました! (2015年7月19日 11時) (レス) id: cfc9e7d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rina | 作成日時:2015年5月1日 19時