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あなた「…ということがありまして。このような結果に。」
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思いつめながら夕食の時間に望に報告する。
すると案外あっけなく、
望「ええんちゃう?
神ちゃんなら俺も安心できるし。」
なんて返答が返ってきた。
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なんだか思いつめていた私は肩透かしを食らったような感じがして。
あなた「そ、そっか。」
なんてぎこちない返事になってしまう。
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もし…。
もし、私の友達が仮でも望の彼女です。なんて言ったら嫌だな…なんて思ってしまう。
まぁそんな女友達はいないんだけど…。
なのに望はなにも気にかけてもいない様子で、なんだか少し悲しい。
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夕飯の片付けをしている最中も望は台本に夢中で私なんて視野に入ってもない感じ。
ついこないだまで、お互いの生活がお互いの為にあるってぐらい夢中でいたのに…。
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こんなにも簡単に変わっちゃうものかな。
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なんだかいかにも私を見てないって感じ。
前にもこんなことあったな…。
でもあの時はシゲとか白王子がずっとそばにいてくれて”味方だよ”ってずっと支えてくれた。
今度は自分の力で乗り越えなきゃなんて思うけど。やっぱり心細い。
まだリビングに明かりが灯る中、私は望よりも早くベッドに潜り込んだ。
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めぐ - 更新頑張ってください!応援してます! (2018年8月3日 15時) (レス) id: a7fb3732e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rina | 作成日時:2018年3月7日 0時