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あなた「ねぇ、なんで教えてくれなかったの??!」
望「その方がおもろいやん(笑)
神ちゃんも衣装とかの勉強したいってちょうどAと同じ学校のパンフレット見てたから俺もびっくりしたけどな(笑)」
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二人揃って無事遅刻したわけで。
なんとか入学式も終わり、休み時間を見計らって望に電話をかける。
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携帯のスピーカー部分から聞こえる甘い望の声が愛おしい。
あなた「でも、知ってる人がいてくれてよかった。」
望「せやな。神ちゃんなら安心やで。
どーせAのことやから電車乗り間違えたりすんねんから。」
今朝のできごとを見透かされる。
あなた「そ、そんなヘマするわけないじゃん。
もえ時間だから切るね!じゃあね!」
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離れているのに図星を突かれたわたしには対抗する術なんてなく。
勢いに任せて電話を切った。
神山「望なんか言ってたん?」
あなた「どーせAのことやから電車乗り間違えてるんちゃう?って。」
わたしの返答に「あははは」と声を上げて笑う神山くん。
神山「ほんまびっくりしたで(笑)
学校の方面の電車乗ろうおもてたら、全力疾走で反対の電車乗り込むAちゃん見えて。
思わず追いかけてもーたわ。」
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あなた「このこと絶対望には内緒でおねがいします!」
神山「わかってるわかってる。」
ニコニコと私を慰めるように頭をポンポンしてくれる神山くんは本当にステキなお兄さんだ。
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めぐ - 更新頑張ってください!応援してます! (2018年8月3日 15時) (レス) id: a7fb3732e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rina | 作成日時:2018年3月7日 0時