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黒霧の苦労 ページ3
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黒霧side
ｷｨｨ…とバーの扉が開いた。
「随分遅かったですが何かあったんですk…ってどなたです？」
「あぁ、コイツ拾ってきた」
拾 っ て き た ？
黒霧の頭の中は混乱した
「ええと…誘拐ですか？」
「違う。いや、そうなのか？いやでも違う。」
「違うんですね信じますよ…？」
まぁ、誘拐だとしても死柄木はそんなに馬鹿じゃないからちゃんと判断してから連れてきたんだろう…
「それよりもびしょ濡れじゃないですか、この子は任せて着替えて来て下さい」
「そうする」
死柄木から男の子を渡されるとあまりの軽さに驚いた
腕も足も細過ぎる…身体中の痣や傷、目の下の隈
「なるほど、訳ありってことですね。」
取り敢えず、濡らしたタオルで血に染まった手を拭いて、身体中の傷の手当てをしてソファーに毛布をかけた。
「後で先生にも報告しなくては…。
あ、ホットミルクでも作っておきましょうか」
これからひとり分のお世話が増えるのか…と頭をかかえた黒霧だった
続く
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作者名：Pなつ | 作成日時：2019年3月6日 17時
