【ヒロアカ】新選組隊士 (ページ18)

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拾漆ページ18

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「死ぬんじゃねぇぞお前ら」
「「はい！！！」」
「良い返事じゃねぇか…作戦は計画通りだ、いいな？
危機に面したら大声で俺の名を呼べ、すぐ駆けつける。」
「「っ、はい！！！」」

目を閉じたら瞼の奥にいつの日かの情景が浮かぶ
いつも俺が言う言葉、大事な作戦の時には気が引き締まる言葉。

「ひ、っ…あ、ぁ…た、隊長っ、櫻宮さん！！！」
「よく耐えた、有難う。
ここは俺に任せろ、お前らは表の通りを警戒しとけ」

助けを求める声なら何故かすぐ耳に届く。
駆けつけた時には遅い、なんてことも何度かあった

命を懸けて毎日過ごしてるのには変わりない
戦場で死ねることが名誉だって考えもある
だけど俺は大切な一番隊の奴らを失いたくない。
沖田さんから任せられた一番隊を失いたくない。

「ぐっ…！？」
「おいおい…俺の前で余所見はいけねぇぜ？
こっち向いてくんねぇから斬っちまったじゃねぇか…」

人を斬った感触、返り血の温度、冷たくなる人の体温
目を閉じたら細部まで思い出せる。
その状況を想像しただけで何故かわくわくする
……あ、いや人を斬りたいだなんて思ってないからな

「っと、そろそろ戻るべきだな」

散歩中に何か手がかりが見つかるといいのに、なんて思ったがめぼしい情報も何も無かった。