拾弐 ページ13
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「「ぶっちゃけ今まで何人抱きましたか！？」」
「………は？」
風呂に案内され、頭や体を洗い終わり湯船に浸かった途端
凄い食いつきようで俺の前に集まった
「いきなりなんなんだ…」
「だってよォ！イケメンでいい身体してて…
モテねぇわけないよなァ！？」
「…そんな見ないでくれるか」
俺の身体を見ながら峰田は言ってきた。
そうなんだな、うん、此奴は欲求不満なのか()
もう一人の上鳴も上鳴で峰田みたいに言ってはこないが隣で凄い速さで首を縦に降っている
「そういう事に興味があるなら吉原にでも行ってこいよ」
「「う"っ…」」
「でも今だと吉原みたいな所ないんスよ！」
「そうか、それは残念だな(即答)」
きっとそういうことに興味がわいてくる年齢なんだろうな
まぁ、男というのは大体そういう奴ばかりだ。
俺も何度か他の隊士に連れられ吉原に行ったことがある
「そういえばお前らは幾つなんだ？」
「16歳です！まだ15歳の人もいるんスけどね！」
「ホー…じゃあ大体同い年って所だな」
俺の今の年齢は16〜17歳
はっきりとは分からないが大体それ位だ
「マジ！？！？」
「随分大人びてる気が…」
「？あぁ、俺らは15歳になると元服って言って成人扱いなんだ
だから、お前らは俺と同い年でも子供と大人で分かれるってことだな」
詳しく聞くと今の日本では成人は20歳からみたいだ
「そろそろ俺は出るよ、あまりいるとのぼせる。」
静かな湯は久しぶりだったな
二人は十分うるさい部類に入るのかもしれないが
俺らは隊士大人数で湯に使ったからこれの比にならないくらい騒がしかった
俺が幼い頃はずっと一人だったから新撰組に入った時の騒がしさに慣れるには結構な時間が掛かった記憶がある
「(早く皆の元に戻りてぇな)」
(てか俺らの質問にスルーされてね！？)
(くっそおおおおおおおおおおお)
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作者名：Pなつ | 作成日時：2018年11月1日 21時
