絶望、 ページ42
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目の前には自分に群がる改造人間か、はたまた呪霊達か。
唯一機能している右目でそれを認識すると、ため息をついた。
マレーシア…そうだな、マレーシア…クアンタンがいい。
なんでもない海辺に家を建てて、家に積み上がっている、買うだけ買って手をつけていない本の数々を読んで。
一ページずつ味わって、今までの時間を取り返すようにめくるんだ。
違う、そうじゃない。
私は今領域内から飛ばされた伏黒君を助けに…焼かれた真希さんや直毘人さんは、？二人はどうなった？
…いいや、もう疲れた。疲れたな…そう、疲れたんだ。
もうきっと、自分は充分やった。
右手に握った武器で、目の前に広がる呪霊たちを次々と倒していく。
…ああ、もう本当に疲れた。
天井を見ているとトッ、と誰かの手が自分の胸に当てられた。
「…いたんですか」
「いたよ、ずっとね。
ちょっとお話するかい？君には何度か付き合ってもらったし」
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なんなん(プロフ) - 杏莉さん» ほんとうですか………めちゃめちゃめちゃめちゃ嬉しいですありがとうございます泣！！！！ (2021年3月12日 21時) (
レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
杏莉 - ふわああああ！ 面白いですっ！ 更新楽しみにしていますね！ (2021年3月12日 18時) (レス) id: 8bbf1cd05e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年3月4日 16時
