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飛んで、魔法を使って、また飛んで。
そんなやりとりをもう何分続けただろうか。
自分の魔力切れか体力切れを狙っているのか知らないが、ちょこまかと小さく動き回る。
『…あ〜、もううっざい』
そろそろ酔ってきたし、体力も少なくなってきたし。
もうそろそろ止まって欲しいなぁ、なんて思いながら彼女を追いかける。
もう三階分くらい登ったと思う。
当たり前に副都心線のホームは脱出していて、普段よく使っている渋谷駅の構内は所々ボロボロになっている。
きっとこれは、やはり生半可な気持ちで参加するものではなくて戦争なんだと実感させられる。
『
無闇に連発することなく、しっかり狙いを定めて。
鳥の片方の翼に命中して、床に崩れた氷が落下していく。
それによってそれはバランスを崩し、エンヴィーは地上へと降り立った。
「
『…
いくつも出てきた柄の長い氷のハンマー。
それを爆発させるAだが、一つ仕留められないものがあった。
『…った！！』
真上から降ってきたハンマーを察知し、Aは腕で自身の体を守る。
破片が腕や足に刺さって。たちまちそこは血だらけになった。
痛いし、血は大量に出るし、魔力は無くなっていくし。いいことなんて一つもない。
吹き飛ばされたAは、エンヴィーに反撃を仕掛けようとした…が彼女が首を回して横を見ているのに動きを止める。
『…何してんの、？』
ただ今が最大のチャンス。
切り裂き呪文をかけ、さらに足で彼女を蹴り飛ばす。
したがって、先ほどまで彼女が立っていた所にAは立つことになった。
Aはさっきエンヴィーが見ていたのはなんなのだろう、何が起こっているんだろう…なんて思った。
『
今は気を失っている彼女が万が一起きた用に保護呪文をかけ、彼女はエンヴィーが先ほど視線を向けた方向に視線を向けた。
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なんなん(プロフ) - 杏莉さん» ほんとうですか………めちゃめちゃめちゃめちゃ嬉しいですありがとうございます泣！！！！ (2021年3月12日 21時) (
レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
杏莉 - ふわああああ！ 面白いですっ！ 更新楽しみにしていますね！ (2021年3月12日 18時) (レス) id: 8bbf1cd05e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年3月4日 16時
