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「アイスメイク・氷欠泉(アイスゲイザー)…っ!」


インセンディオ(燃えよ)







地面から間欠泉のように噴き出す大量の氷。


それをAの杖から吹き出す炎が燃え尽くした。







アグアメンティ(水よ)!』







そして、渋谷の構内が火事になる前に消火。


前回戦った時にその氷の威力を身をもって知った為、避けたのだ。




ただ前回では見られなかった判断力にエンヴィーは目を丸くする。

まさかAがそんなリスクを起こすなんて。少しタイミングを間違えれば、たちまちそこらじゅう大炎上だ。







氷魔剣(アイスブリンガー)!」


『…っ、インペディメンタ(妨害せよ)!』







氷の剣で十字に斬りつけようとしたエンヴィーの動作は、Aの妨害呪文によって少しばかり遅れ。


彼女の足蹴によって遠くへと飛ばされた。







「…そんなに強かったかしら、Aちゃん」


『色々頑張ったの』







そう答える彼女の腕からはたらりと血が流れ出ている。


氷の剣で斬りつけられたため、入り混んでしまっているかもしれない…とAは思った。







「Aちゃん、氷入った?」


『…入ったみたい』


「よかった、Aちゃん強くなっちゃったから負けちゃうかと思った」







この氷がもたらす被害は、「体内に入った場合に魔力を減らす」「徐々に魔力を吸い取っていく」というもの。


ほとんどの強さを魔法によって補っている彼女には致命傷のようなもの。



そんな彼女の魔力を徐々に吸い取っていくと、段々エンヴィーは勝利に近づいていくことができる。



そんな考えを秘めている彼女は、目の前で杖を構えているAに向けて笑顔を向けたのだった。









.→←千年越しにこんにちは



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なんなん(プロフ) - 杏莉さん» ほんとうですか………めちゃめちゃめちゃめちゃ嬉しいですありがとうございます泣!!!! (2021年3月12日 21時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
杏莉 - ふわああああ! 面白いですっ! 更新楽しみにしていますね! (2021年3月12日 18時) (レス) id: 8bbf1cd05e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なんなん | 作成日時:2021年3月4日 16時

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