検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:134,305 hit

香しく月は光る ページ28









ハッと目が覚めると、Aはどこか知らない土地に立っていた。


頭上には綺麗な月が光っていて、目の前には広大な池が広がっている。そして、いかにも渡ってくださいと言わんばかりの橋。


まるで平安時代の寝殿造のようだ。


ってそういうことじゃなくて。







『…死んだよね?』







まずこの状況に困惑するんじゃなくて、死んだのになんで立ってるの〜っていう話。


ビルの屋上から落下して助かるわけないじゃん。…あ、もしかして地獄とか?







だったら尚更行きたくないものである。

橋を渡らないために、他に行けるところはないかと探していると、目の前から黒い何かが羽ばたいてきた。


青白い光で、どこかふわふわしているソレ。







『…守護霊(パトローナス)?』








しかもAと同じ巨大なカラス。


ついてこい、と言わんばかりに自身の周りを浮遊するカラスに対し、彼女はポツリと漏らした。








『…着いていくべき、なのかな』








そう呟くAに応えるように、カラスは導くように飛んでいく。


なんで守護霊を出せるのか、とかなんでカラスがお揃いなのか、など疑問は沢山あるがとりあえずついていくことにした。



自分の分の守護霊は猪野に使用していて出すことができないため、いつでも魔法を発動できるように杖を構えて。


彼女はゆっくりと橋を渡っていった。









.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (145 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
922人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なんなん(プロフ) - 杏莉さん» ほんとうですか………めちゃめちゃめちゃめちゃ嬉しいですありがとうございます泣!!!! (2021年3月12日 21時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
杏莉 - ふわああああ! 面白いですっ! 更新楽しみにしていますね! (2021年3月12日 18時) (レス) id: 8bbf1cd05e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なんなん | 作成日時:2021年3月4日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。