魔女が一人。３【呪術廻戦】

禪院甚爾 ページ24

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もしかして降霊術で変身した？？


いや、それ自体は動物に変えられるアメニーガスとかさ変身術とかあったし実際私取ってたし、全然驚くことじゃないんだけど。

いや驚くんだけど。







腕を捲ってこちら側に歩いてくるだけでわかる、きっとこの人超強い。


なんなのこの人、有名な呪術師？歩いてくるだけで強い、なんてわかる人そうそういない。


猪野さんに言わせれば“クソ強ェ！“なんて言ってるんだろうなぁ、なんて思って冷や汗が流れる。








「四番、「竜＿＿」


『…え？』







目にも止まらぬ速さで猪野のフードが男の手に渡り、そして見るからに重そうな一撃が頬に入った。


男は自我を失ったように猪野を殴って、胸ぐらを掴んで、また殴って。




あっという間に、彼は意識を失う。







『猪野さん、…！』







そして男は、軽く猪野を持ち上げた。







『七つの星に裁かれよ、七星剣(グランシャリオ)！』








手を組み合わせて、大きな衝撃音が響いて。


くるり、と首を回したAは目を見張った。







『全く、効いてない…？』








何事もなかったかのように男は立ち上がって、ビルの端の方へと歩いていく。



そうして彼は、猪野をビルの屋上から軽く投げ飛ばした。









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