第四十訓 ページ41
銀時side
「坂田さん」
目の前のAが突然他人行儀に俺を呼んだ。今までに呼んだ事がなかったその呼び方に、疑問が浮かぶ。「お願いがあって」と言葉を続けるAにとりあえずコイツの話しを最後まで聞こうと、続く言葉を待った。
「私の事をおしえッ──」
ぐぅぅぅぅぅぅ
言葉を遮って鳴ったでかい音。それはそれはデカい腹の虫だった。一瞬俺がかと思ったがどうやら音の出どころは目の前のA。見る見る顔色が赤く染まり、「えーと…そのぉ〜…」と気まずそうにAら目を逸らした。
何を今更恥ずかしがってんだか…。
銀時「お前さ…飯食ってねーの?」
「朝ご飯は食べました…お、大盛りで」
お、大盛りねぇ。昔は食が細い方だったAは十年で食べるようになったのか、仕事柄相当腹が減るか。
「だ、だって朝から私の大好きな唐揚げでっ……それにもうお昼過ぎですよ!?お腹だって空きますよ!」
必死に言い訳をしているA。ん…まてよ。コレって飯に誘う絶好のチャンスなんじゃねーの?Aは腹減ってるわけだし。
よ、よし…気合い入れろよ俺。
まずはいかに自然にさりげなく誘うかだ。
や、やべー…緊張してきたんだけど。
銀時「………腹減ってんならAも来る?」
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迷い猫(プロフ) - なみさん» お返事遅れてももも、申し訳ないです!!!なみ様読んでくださってありがとうございます。いやいや、最高だなんて…逆に読みづらくないですか!?大丈夫ですかね?ガクブル またお暇な時でも読んでやってください(土下座)コメントありがとございました!! (2022年6月6日 18時) (レス) id: b045a615ae (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - この小説の表現好き〜♥️♥️甘いスチュの時、乙女心のある表現があるとこっちまでキュンキュンしちゃいます!!(*´▽`)めちゃ好みの合う小説見つけたぞー!最高っす作者さん!!ありがとう!! (2022年5月29日 9時) (レス) @page31 id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷い猫 | 作成日時:2021年11月28日 20時