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「そっか、これ恋なんだ…」
やけに腑に落ちた答えに納得する。
ショッピさんがキラキラして見えた事も、意識してドキドキしてしまうのも、今の関係に悩んでいた事も。これが全てが恋だと分かれば、あとはこの感情を……_______。
「A______」
______タララン、タララン、
ゆみが私の名前を呼んだところで、彼女のスマホが鳴った。このメロディーは電話だろう。一度切ったゆみだが、またかかってきたので「出てあげな」と言うと、渋々といったような顔で電話に出たゆみ。
「もう、希さん！ せっかくAと話してたのに……って、何でそんなに焦ってるの？ …うん。えっ、藤堂さんの看病してる！？ で、できる…？」
ゆみの言った“藤堂さん”に体が反応とする。
藤堂さんってショッピさんの事だよね…？ しかも看病って…、え、どうしたの？
「何をすれば…って、とりあえず冷えピタ貼ってあげて。…ない？ あ、じゃあミニタオルを水で絞っておでこに……ミニタオルがどこに置いてあるか分からない！？」
電話で指示を仰ぐゆみだったけれど、緑川さんの看病のスキルのなさに心配になる。
冷えピタって言ってるから多分熱とかだろうし…。
「……あーもう！ 今からAが行くから、希さんは何もしないで帰って！」
緑川さんの使えなさに痺れを切らしたゆみは、少し怒ったようにそう言って電話を切った。そして、私の名前を呼んで『今の聞いてたよね』と言いたげな顔で私を見る。
「…何で私の名前を指定したの」
「だってAの好きな人は藤堂さんでしょ？」
「私そんな事一言も…！」
「Aと藤堂さんの噂がたってる時に、Aからの恋愛相談されたら、相手が藤堂さんって何となく気付くでしょ！」
「そ、それは…、」
「もう！ いいからAは行ってくるの！」
幼馴染命令だから、と言うゆみ。
…あぁもう。どうにでもなれ！
私は財布からお札を置いてカフェを出た。
冷えピタやゼリー、おかゆの具材を買ってショッピさんの家まで来たはいいけれど…。
「…A、さん……？」
ゴホゴホと咳をしながら、玄関のドアを開けたショッピさん。いつもきっちり服を着ているのに、熱があるからか服はだらっとしているし、顔は赤いし。
そのおかげでいつもよりも三倍増しにキラキラしてて…。
「看病…しに来たけど、ごめんなさい。精神統一するので少し待ってください」
「早く入ってください…」
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なゆり(プロフ) - カナさん» ありがとうございます！そう言っていただける事が本当に励みです…！！次の作品でもよろしくお願いします。 (2020年1月27日 4時) (
レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 完結おめでとうございます！！遅くても次の作品も楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 06469c67db (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - 紫紅兎さん» 臓器破裂！？笑 私の方こそ拙い作品ですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつしか書いていけませんが、これからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年1月19日 6時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
紫紅兎(プロフ) - あぁぁぁぁぁ臓器破裂しますぅぅぅぅぅえ、もうこの作品作ってくれてありがとうございます…私はもう逝きます…更新頑張って下さいね… (2020年1月18日 23時) (レス) id: fcae62d2ac (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - さとう。さん» さとうさん、ありがとうございます！そう言って頂けて、本当に嬉しいです…；； こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月16日 5時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆり | 作成日時：2019年9月17日 21時
