いっこめ。 ページ1
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私 Aは、ここ我々国で 幹部専属メイドとして働いている。
そんな私の仕事は幹部達の部屋の掃除、洗濯、食事作りは勿論。幹部の方から頼まれた仕事や、雑務をこなす。
その為 朝は、幹部の誰よりも早く起き、身支度を整え、食事を作る必要がある。
今日もいつもと同じように食事を作り終え、幹部の皆を起こしていく。一声かけると、皆すぐに起きてくれるのだが。
私の目の前には焦げ茶のドアに、緑色で『ゾム』と書かれたプレートが貼ってあるこの部屋。この部屋の中にはゾム様が寝ている。
今日も時間に間に合うといいな。
______コンコン
二回ノックのを鳴らして声をかける。
「おはようございますゾム様。起きる時間ですよ」
すると、扉の向こうから「うぅ〜〜……」と唸る声だけが聞こえる。朝食の時間まであと10分。このままだと時間がかかりそう。
「ゾム様。今日は和食ですよ」
食害をよくするゾム様の事だから、きっと食べ物に釣られるかと思ってそう言うけれど無駄だった。
特に返事はなく、扉の中から鼾が聞こえるだけ。
これが一個目の悩み事。
寝起きの悪いゾム様。何度声をかけたって起きる気配がない。時計の針がどんどん進んでいく。どうやったら早く起きてくれるんだろう。
仕方なく部屋の扉を開け、部屋の中に入る。その時にトラップが仕掛けてないか十分に警戒するが、大丈夫だった。
閉めてあるカーテンを開ける。シャッ、と音が鳴り、太陽が部屋に入っていく。
「んっ、んん…？ 眩しい…。 カーテン閉めてや…」
「駄目です。閉めたらまた寝てしまうでしょう？ 」
ベッドに近づき、ゾム様にそう言うと、半分目を開け私を見るゾム様。やっと目が覚めてきたかな？
「おはようございます、ゾム様。朝食の準備が整っています。早く身支度をして食堂に向かってください」
「……Aがちゅーしてくれたら ちゃんと起きるで」
「寝言は寝て言ってください」
「即答せんでもええやん…」
退屈そうに瞼を擦りながら、ベッドから出て顔を洗うゾム様を見届け、私は食堂へと向かった。
よし、朝食まで間に合う。
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ライク - んおおおおおお!すききききききききききききききききききききききききき (2019年10月3日 23時) (
レス) id: c1d37a3d16 (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - レンマさん» レンマさん、初めまして！ お気遣いありがとうございます…！ そう言って頂けて本当に嬉しいです。次回作は今、話を練ってる途中なのでもうしばらく待っててください、笑 今後ともよろしくお願いします！ (2019年9月18日 17時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
レンマ - 次の話を楽しみにしながら読ませてもらいました！ 次回作も勿論とｯｯｯても楽しみに待ってますからね！！ 体調など崩さないようお気をつけて下さい、応援しています。 (2019年9月17日 22時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆり | 作成日時：2019年8月30日 21時
