10.いつもの俺じゃない ページ10
玲於side
もうなんか、プレー全部がいつもの俺じゃない。
テーピングなしの右足は調子良いわけがない。
さっきからズキズキ痛んでるのは右足じゃなくて、
俺の心…なのかもしれない。
よりによって1日練習の締めの1on1は隼と。
まじで、最悪。
ブザーが鳴ると同時に一気に切り込む。
それに負けじと隼も体格を活かしてついてくる。
いつもと違う素早く細かい隼の動き。
これが、朝練効果か。
そんな隼にイラっとした俺はフェイントをかけ
一直線にゴールまで突き進…もうとした。
その時、右足に電流みたいな痛みが走り、
瞬間その場に倒れこんでいた。
隼 「え、ちょ玲於！大丈夫？！」
A 「先生！玲於が！！！」
右足を押さえうずくまっていると
駆け寄ってくるAと先生。
先生 「あ〜…肉離れしてんな〜。
もうすぐ練習終わるし、保健室で冷やしとけ。」
玲於 「いや、大丈夫っす。」
立とうと思うけど全く足に力が入らない。
A 「今無理されたら困るから、ね！
隼、玲於お願い。」
隼に肩を借りるのは今の俺としては
あんまりいい気分はしないけど
仕方なく、隼の肩に腕をまわして保健室まで連れてってもらった。
隼 「終わったら、迎えに行くから。」
玲於 「それまでには歩けるようになってるって。」
隼 「無理だろ、てか久しぶりに玲於と2人で話したいし。」
話したいのはこっちだろ。
って言いたい気持ちを抑えて、
俺は冷やしている足元に視線を落とした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しょこ(プロフ) - さくらんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです♪ (2017年2月22日 20時) (
レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
さくらん - 毎日楽しみにしてます！更新まってます！ (2017年2月21日 10時) (レス) id: 96c701cf08 (このIDを非表示/違反報告)
しょこ(プロフ) - 玲奈さん» ありがとうございます！！頑張りますね♪ (2017年2月17日 22時) (レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - これからが気になります！更新頑張って下さい^^* (2017年2月17日 21時) (レス) id: 1d44ad7754 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しょこ | 作成日時：2017年2月16日 20時
