38.プレゼント ページ38
隼side
由梨 「隼くん、ご予算は？」
高校生向けのお店がたくさん入ったキラキラしたビルで
由梨が目をキラキラさせて俺に聞いてくる。
隼 「一応今日のためにお小遣い使うの我慢してました。」
由梨 「やるじゃん。じゃあもう決まった！」
俺の3歩先をスタスタと歩く由梨に連れて行かれたのはアクセサリーショップ。
こんなとこ来たのは初めてで、ボーっと立ち尽くしていた。
由梨 「中学の時ね、Aの誕生日にネックレスプレゼントしたの。お金なかったから安っすいやつだけど。そしたら、錆びるまでずーっと大切につけてくれてて。もう流石につけてないと思うから、新しいの買ってあげて。」
切ない顔をして壁にかかっているネックレスを手に取り、眺める由梨。
由梨 「どんなのがいいと思う？」
隼 「A、部活部活でいっつもジャージばっかだから…ちょっとゴージャスなやつ。笑」
由梨 「ゴージャス？笑 なんか表現古くない？笑」
隼 「例えばこんなやつ。」
少し短くて細いシルバーのチェーンに細いリングが2つ重なってついたネックレス。
それを手に取り、顔の前で透かして眺めた。
由梨 「いいじゃん！いい！それにしよ！」
ちょっと奮発して買ったネックレスを手に提げ、
由梨と帰り道を歩いた。
隼 「なんか、由梨に任せきっちゃったね笑」
由梨 「そんなことない！リングのネックレス、選んだのは隼くんだし。
それに…あとは隼くんの言葉でAに思い伝えな。
」
隼 「そういうの俺は無理だって知ってるでしょ！」
由梨 「知ってるよ。笑
隼くんにそんな言葉言われた記憶ないし。笑
でもそんな隼くんだからこそAに伝わることがあるんじゃない？」
隼 「俺だからこそね…。」
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しょこ(プロフ) - さくらんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです♪ (2017年2月22日 20時) (
レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
さくらん - 毎日楽しみにしてます！更新まってます！ (2017年2月21日 10時) (レス) id: 96c701cf08 (このIDを非表示/違反報告)
しょこ(プロフ) - 玲奈さん» ありがとうございます！！頑張りますね♪ (2017年2月17日 22時) (レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - これからが気になります！更新頑張って下さい^^* (2017年2月17日 21時) (レス) id: 1d44ad7754 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょこ | 作成日時：2017年2月16日 20時
