６日目 「緊急事態発生」 ページ7
Amanda「Aさんと組むBMGCはこちらです。」
A「…ん？普通じゃね？」
見るとそこには海や水族館でみるごく普通のクラゲ
試しに水槽に指を突っ込んでみる。
A「…あ。寄ってきた。
こいつ毒とか無いよね？」
Amanda「……」
A「Amanda？」
バチッ
A「て、停電！？」
その時、先程通ってきた道のどこかでドアの開く音がした。
建物内に放送が一斉に流れる
アナウンス「緊急事態、緊急事態。
BMGCが収容室から脱走しました。BMGCルーム付近の職員は速やかに対応するように。
BMGCコードはJ-1659、『蜘蛛魔』
脱走開始時間3405/10/09/16:08」
え、え。まって脱走！！？
しかもBMGCルームってここだしどうすればいいの！？
A「Amanda起きろ！！」
Amandaを起こそうとするけど反応ないし…
A「このクラゲもBMGCならなんかできねぇのかよ！」
触っても触ってもなんもしてこないしする気配もない
A「う…寒い」
周りを見ると薄暗いのがこちらまで迫ってきてる気がする。
カンカンっ
金属でできた床を何かが叩く音がする。
A「っ！？」
勢いよく振り返ると3mぐらいの大きい蜘蛛魔と目が合った。
たくさんの蜘蛛の目で。
少しでも動けば襲いかかられそうだ。
怖い。けど心は恐怖でいっぱいにはならず、
結果冷静でいられた。
Amandaが居ない以上自分で何かを起こすしかない。
さぁ、どうするか。
そう考えた時、クラゲが指に触れてきた。
A「…？」
ちらっと俺がクラゲの方を見たのを蜘蛛魔は見逃さなかった。
鋭い足で喉を裂こうとした。
A「っ…！！」
ぎゅっと目を瞑ったが、痛みはない。
A「……え！！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゃるみや | 作成日時：2017年6月25日 0時
