カボチャが十八 ページ25
村中「まったく許せんよ。毛利探偵を狙うなんて」
伊達「あっ……狙われた訳じゃなくて」
村中「えっ?」
蘭「航お兄ちゃんの言う通り、父は狙われた訳ではないんです。爆弾の爆発から子供を守ろうとして……」
村中「なんと……」
蘭ちゃんが説明すると、頭を抱える村中元警視正。
すると、村中さんの腕に、伝票がくっついていてしまっていて、クリスティーヌさんが微笑みながら左手で伝票を取った。
……右手でもいいだろうに。
蘭「被害者の落とし物に気付いた子供が、それを拾って渡そうとしたとたん、炎が上がったんです。父はそれを助けようとして……」
萩「正確に言うと、爆風に吹き飛ばされた子が、轢かれそうになって、その子を庇って車に跳ねられたんです」
クリス「じゃあ子供を救った英雄ね!眠りの小五郎は」
にっこりと笑うクリスティーヌさん。
確かに、これだけの美人だったら惚れちゃうかもね。
村中「大変なときに押しかけてすみませんでした。目を覚ましたら、毛利探偵にもよろしくお伝えください」
村中さんがぺこりと謝り、蘭ちゃんは「はい」と微笑む。
蘭「そういえば式を挙げる場所、とても素敵でした!」
クリスティーヌさんは「でしょう?」と両手を胸の前で合わせた。
クリス「渋谷の街が一望できて、一目で決めたの」
蘭「あ……でも昨日は天気が悪くて……」
コナン「もやがかかってよく見えなかったよね」
クリスティーヌさんは「まぁ……」と眉をひそめる。
クリス「だったら明日、皆さんで見学にいらっしゃらない?」
村中「おいおい、毛利探偵がこんなときに……」
村中元警視正が止めようとすると、クリスティーヌさんが「え〜」と言った。
クリス「ハロウィンの飾り付けもあんなに素敵なのに、見られないなんて可哀想だわ。いいでしょ?」
左手で村中元警視正の頬に触れて言うクリスティーヌさん。
甘え上手だな〜。
村中「まぁ、君がそこまで言うなら……」
みんなは苦笑いをした。
村中「じゃあまた明日」
二人を乗せたタクシーが走り去るのを私達は見届ける。
蘭「みんなから聞いたんだけど、村中さん、昔はすっごく厳しい人で"鬼の村中"って恐れられていたそうよ」
コナン「そうなの?今の村中さんからは想像できないね」
萩「ほんと厳しい人だったよな〜。陣平ちゃん、今日はからかわれなくて良かったね〜」
陣平「うるっせ」
巻「ビックリしたよね〜かなり変わってて!」
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水がある池 - 表現力えぐwwwと言うところから 始まったんですが、やっぱうまいわ! さすが友達!(身バレするし誰だよ) えーっと、コメ書いたの理由が ありまして。あのー、 本当にすみませんでした。 バグで消えたのでここで言わせて もらいます。すみませんでした。 (2023年3月27日 21時) (レス) id: 0086e14aa2 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 未零 ♪mirei♪さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです(*≧∀≦*)これからも更新頑張ります! (2022年12月30日 20時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
未零 ♪mirei♪ - 【書き忘れ】表現力が、超絶美味い!これからも頑張ってください! (2022年12月30日 19時) (レス) @page10 id: 8da36c452f (このIDを非表示/違反報告)
未零 ♪mirei♪ - 微妙な場所にコメント失礼します。次回予告などと、他の作者がしないような事をしているので、凄く興味深いです!初コメ失礼しました! (2022年12月30日 19時) (レス) @page6 id: 8da36c452f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まみこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/d0f1281f531/
作成日時:2022年11月17日 1時