松田刑事の従姉妹ちゃん兼彼女さん 〜ハロウィンの花嫁〜

カボチャが二十二 ページ29

巻「その首輪みたいな物って、もしかして…」

零『そう、爆弾だ』


零はそう言うと立ち上がり、くるりと回って爆弾を見せる。




零『時限式なのか無線式なのかも不明。解体方法も分からない。悔しいけどお手上げなんだ』

巻・陣平・萩「「「多分だけど無線式」」」

零『………』

おっとハモった。




景光「フフ、さすが爆弾解体のプロだね……御三方？」

コナン「ｯ！？……なんだ、緑川さん？」

景光「この姿だと諸伏かな」


どこからかパソコンを抱えた景がひょっこり出てくる。
……最近、風邪という理由でポアロ休んでたのはこの為か！！




陣平「……話し続けていいぜ？」

零『捜査一課の刑事さん達がボクに会いたがっていることは知っている。でもこれじゃあ会う訳にはいかないだろう?それに……』

景光「彼らに面が割れると、潜入捜査もご破算だしね。」

零『ポアロのアルバイトも辞めなくちゃならなくなる』

何気にポアロ好きだよね、零。




コナン「それで僕たちを呼んだんだ」

零『僕達の知っている情報は全て伝える。だから一課の捜査に協力してほしい』

そう言ってコナンくんに頭を下げる。




巻「当たり前だよ！」

陣平「俺ら同期だし親友だろ？」

萩「俺たちでいいなら、いくらでも手を貸すよ！」

伊達「できる限りの事はするから何でも言ってくれよ？」




そう零にみんなで言うと、『心強いよ、ありがとう』と言われる。




コナン「じゃあ早速だけど質問……。三年前の11月6日、安室さんは松田刑事に会ったんだよね？」

零『ああ、会ったよ。同期六人で、久しぶりにね……』


懐かしむように、私たちは三年前のことを思い浮かべた。

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