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いきなりリタイア ページ10

マツバsaid

開始のチャイムが鳴り、私は両隣にいたスノウとバハと一緒に、体育館を出て、廊下にいた。

「それで?まずはどこから探そうか?」

私は2人に尋ねると、2人から思わぬ回答が飛び出してきた。

「「とりあえず、ここら辺をぶらぶら探そう!!」」

「ええ〜っ!!!!!」

私は驚いた。

だって、2人からは【実験室の方から探す】とか【食堂で探す】などの回答がくると思ったけど…。

まあ、そうだよね…2人はまともじゃないし…。

少し考えて、私はある方法で2人の【喝】を入れることにした。

「2人とも、このグループで1位になったら、賞金がもらえるんだよ?本当にここら辺探す?」

「「賞金がもらえるなら、やるしかないじゃない!!」」

お金大好きである2人が、声を揃えて叫んだ。

ていうか、1位のグループに賞金がもらえること自体、知らなかったんだ…。

「さあ、マツバ!もたもたしていないで行くよ!」

「待ってて!私の愛しの賞金ちゃ〜ん!」

バハとスノウが走り出していく。

さっきまでもたもたしていたのは誰…って、この賞金はみんなのものだから!

心の中でツッコミつつ、私は2人の後を追いかけた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私達3人は、音楽室にやってきて、イースターエッグを探した。

「ないな〜…。どこにあるんだろう?2人とも、それらしきものは見つかった?」

どれだけ探していてもなく、私は2人に尋ねた。

「小さい楽器が置かれている戸棚を調べたんだけど、全然なかったよ…。バハは?」

「木琴や鉄琴、大太鼓や小太鼓のところにもなかった…。一体、どこにあるの〜!」

これだけ探してもないってことは、もうここにはイースターエッグがないのかも…。

「あっ、2人とも!グランドピアノの中に隠れてあったよ!……ん?でもこれ、真っ黒…。」

スノウが真っ黒のイースターエッグを見つけ、私とバハはグランドピアノの方へ行った。

このイースターエッグ…これは驚かしてエッグを奪う【チョッカイエッグ】なんじゃ…⁉

「ベロベロバァ〜!!!!!」

「「いやぁ〜〜!!」」

2人は叫び声をあげてパニックになり、その隙にチョッカイエッグが、集めたエッグを奪った。

「もう私、リタイアする〜!」

「私もする〜!マツバ、後はよろしく〜!」

2人は私を置いて、音楽室を出て行った。

始まってからまだ30分も経っていないのに、どうしよう…。

coming soon…。

2つの助け舟→←2人との出会い



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作者名:羽衣 | 作成日時:2021年4月2日 21時

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