俺の兄貴

玖 ページ10

ガチャン

嫌な音がした。

きっとまた誰かが入って来たのだろう。

善逸か獪岳辺りだ、雷の呼吸の独特な音がする。

全く酷い話だ。

弟弟子に捕まって、実験の為身体 中触られて毒を入れられている感覚は耐え難いものだ。

あの方の名を呼んで呪いを発動させようとも、竹のか、せを噛ませられている為話せない。

逃げようともすればすぐさま頸を切られる。

この際斬られてもいいのだが、なんか尺に触る。

｢ねえ、兄貴。起きて、｣

起きてるよ。

目が開かないんだ、主にお前のせいで、

鬼と仲良くする為にごうもんする･･･。
巫山戯ているのだろうか。

こちとら子供が痛がらないように首を斬り裂いてから喰ってるのに。

手足と内 臓をもいで食うのはそこが1番美味しいからで、善逸にああ、言ったのもただのノリだ。

気づけよ。


嗚呼、またあの地 獄が始まる。









でもせめて血を下さい。

再生出来なくて口も竹で開きません。



待って首しめないで痛い痛い。


｢返事してよ、兄貴｣

いや口の取れよ。

｢不満な音がしてる。なんで？｣

そら不満だろ。

｢兄貴さ、血鬼術使う時俺から離れたでしょ？すんごい音鳴ってたから、耳が痛かった。あの時アンタの近くにいたら鼓膜は破れてたと思うんだよね。｣

兄貴心配してくれたの？と聞く善逸の顔は凄く怖いだろう。

気配で分かる。

｢まあ、それは後でいいか。さあ、今日も頑張ろうね。｣


またあれをされる･･･。

俺は自分の運命を呪った。





-----------------------------------僕が世界で嫌いな事･･･それはテストと書いてた小説が全部消える事である。


ということで何時もより更新が遅れてしまいます。すみません

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