お兄ちゃんの病気は治ってる!? ページ43
白蘭「愛梨はその事を知っていたからこそ自分がリオーレリングの器になったんだよ。そして、アルコバレーノの呪いだけをお兄さんにあげようとしてたんだ。」
兄「そんなこと考えてたのか・・・」
私「よくもまぁペラペラと・・・・」
白蘭「起きてたの?」
私「途中からだけど、何話してるかはすぐ分かった。」
兄「なんで今まで黙ってた。」
私「だって、言えって言わなかったもん。」
兄「それはそうかもしれねぇけどさ、俺ってそんなに頼りないか?」
私「頼れすぎるからこそ言わなかったの。」
兄「なんでだ?」
私「お兄ちゃんは昔からうちになんかあったりするとずっとうちのことばっかり心配するでしよ?でも、私はお兄ちゃん体の方が心配なんだよ?いつ倒れちゃうか心配で心配でたまらなくなるの。」
白蘭「これで分かったでしょ?どうして愛梨が引き受けたのかが。」
兄「そうだったのか・・・でもなぁ!それは昔のことだろ?」
私「え?」
兄「俺の病気はとっくに治ってんだよ。」
私「はぁ!?」
兄「シャマルに治してもらったんだ。」
私「アイツに!?」
兄「なんでも、男は見ねえって言い張っててな・・・それで、ちょっとエサで釣ったら案外簡単に診てくれてさ。」
私「餌?」
兄「愛梨、お前がボスに決まった日の夜覚えてるか?」
私「覚えてない。だって、お酒飲まされて記憶飛んでるもん。」
兄「その夜にお前酔っ払って親父に"だーいすき!!"って叫んでたんだよ。」
私「なんだと!?」
裕樹「その時牙狼さん、一心不乱にケータイで動画撮ってましたよねw」
龍哉「俺も撮りました!」
私「見せて。」
裕樹「ダメです。消すでしょう?」
私「あったりめーだろ!」
兄「落ち着け。」
お兄ちゃんは私をなだめた。
私は「餌って何?その動画と関係ある?」
兄「その動画をちょいといじってシャマルに見せたんだ。その元がこれ。」
お兄ちゃんは端末で動画を見せてくれた。
私「パパだーいすき!!」
パパ「愛梨ちゃん!!もっと言ってぇ!!」
私「だーいすき!!」
パパ「パパも大好き!!」
兄「で、これがいじったヤツ。」
私「シャマル、だーいすき!!」
私「病気を治すためと言ってもこれは許せないわ。」
兄「ごめん!!でもさこれだけだぜ?これだけで俺の病気治してくれたんだぜ?」
私「じゃあ、シャマルをあの世行きにしてやる。」
私はそう呟きながら二つの動画をこっそりと消去してやった。
私「はい、ありがとう。」
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミリア - コメント書いてくれて嬉しいです!。楽しみにしてます!。 (2017年7月15日 10時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
ミーちゃん(プロフ) - ミリアさん!感想ありがとうございます!!次の小説を考えていたところなんです!!アニメK見てみます!!そしたらコラボした小説を書かせていただきます!!待っていてください!! (2017年7月13日 18時) (レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく面白かったです。特に主人公と雲雀さんの感じが好きです。もし他の作品を作るならアニメKの作品を書いて欲しいです知らないならオススメです!。出来ればKとコラボした家庭教ヒットマンリボーンの作品が読んでみたいです。これからも応援してます。 (2017年7月13日 17時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミーちゃん | 作成日時:2017年5月24日 0時