十三 ページ13
薬研、鳴狐side
薬研「こんのすけ、そこで何してるんだ？」
こんのすけ「薬研殿、鳴狐殿。見張り番をしているんです！！」
薬研「なぜ見張りを？」
こんのすけ「先程お薬を飲まれてだいぶ落ち着いたのでお眠りになられているんです。なので、誰も入らないように私が見張っているのです！！」
薬研「ん？ちょっと待て、薬って？」
こんのすけ「あ・・・い、今のは聞かなかった事にぃ！！」
こんのすけは急いで逃げようとしたが
あっさりと鳴狐に捕まった。
こんのすけ「は、離してください！！」
鳴狐「理由を聞くまでは離さないよ・・・。」
鳴狐のお付のキツネ「こんのすけ殿！！お覚悟！！」
薬研「さぁ、話してもらおうか。(ﾆｨｯ)」
俺は片手に怪しい液体の入った注射器を構えた
こんのすけ「言います！！言いますからぁ！！お命だけは勘弁してください！！」
鳴狐のお付のキツネ「こんのすけ殿！！本当のことを言ってくだされ！！」
こんのすけ「あの・・・・。」
薬研「言わないなら開けるまでだな。」
俺は勢いよく襖をあけた。
スパーン！！
薬研「これは・・・・！！(小声)」
鳴狐「あ、る、じ・・・・？(小声)」
鳴狐のお付のキツネ「なんと！！(小声)」
そこには黒髪ロングで猫耳と二つに分かれた尻尾の生えた
とても可愛らしい女の子が小さく丸まって眠っていた。
俺たちは一瞬固まった。
だが、あるものに目がいってとても驚いた
(ここからは小声で話します。)
薬研「これは・・・・。」
鳴狐「ひどい傷だ・・・。」
寝ている女の子の体には沢山の切り傷がついていた。
特に首にある切り傷がとても深く酷かった。
きっと長谷部の付けた傷だろう。
俺はそっと中へ入り置いてあった籠の中から
包帯と薬を取り出して治療をはじめた。
鳴狐「薬研・・・これ。」
鳴狐は白っぽい薬の紙袋を渡してきた。
そこには
『政府より、風邪薬です。強めの薬なので眠気が襲ってきます。飲んで眠ったあとは5時間はなにをしても起きれないのでご了承ください。』
と書いてあった。
俺は１度大将のおでこに手を乗せてみた。
まだ、少し熱が残っていた。
薬研「鳴狐、オケに水を入れて持ってきてくれ。くれぐれもほかのヤツらにバレないようにな。」
鳴狐「わかった・・・。」
鳴狐が取りに行っている間に
俺っちは大将の怪我を治療し始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
弥生(プロフ) - ミーちゃんさん» いち兄かわいいですね！ (2017年4月10日 22時) (
レス) id: 985eb384d1 (このIDを非表示/違反報告)
ミーちゃん(プロフ) - いいですねぇー！！私はいち兄に付けたいです！！ (2017年4月10日 22時) (レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - Mattariloveさん» それなです！私は長谷部につけてみたいですね！ (2017年4月10日 22時) (レス) id: 985eb384d1 (このIDを非表示/違反報告)
Mattarilove(プロフ) - 弥生さん！！はつこめありがとうございます！！猫耳いいですよねーいつか刀剣たちにも付けてやりたいです・・・・！！ (2017年4月10日 22時) (レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 夢主ちゃん猫耳とか…wめっさかわいい…ｗｗｗ (2017年4月10日 22時) (レス) id: 985eb384d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
