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ダーカス「飯食う時、風呂入る時も寝る時も魔法を勉強するにも一緒じゃないとなにもしないって言うんだ。」
タイガー「マジで餓鬼だな。」
ダーカス「オマケに、知らない間にヒートになりやがってお嬢襲うし。」
ダーカスはリーナの首元を触った。
タイガー「エグイな・・・」
そこには無数の噛み跡と虫に刺されたような跡がたくさん付いていた。
ダーカス「左ばっかり噛みやがって。均等に噛めよ。右なんてこんなにキレ・・・んだこりゃあ!!!」
右側を見るとこちらも噛まれたあとがあった。
ダーカス「歯がちげぇな・・・」
バルト「お、俺です・・・。」
ミード「ま、そいつは許してやれよ。ずっと血を貰えてなかったんだ。」
ダーカス「君の種族は?」
バルト「・・・ぶ、ブラックドラゴン。」
ダーカス「はぁ!?」
タイガー「ブラックドラゴンだと!?」
ミード「そんなに驚くことか?」
婉麗「お主・・・何も知らぬのだな。」
ミード「は?」
ダーカス「ブラックドラゴンの角は薬としてとても重宝されててな、昔っから密猟の対象になってんだ。」
ミード「でも、こいつの角はちゃんとあった。」
バルト「俺はまだ角が発育途中だった。だから捕まってあそこに縛り付けられてた。」
ダーカス「それ、どんな奴だったか覚えてるか?」
バルト「確か・・・鉄の鎧を着た青い髪の男だった。」
ダーカス「うわぁ・・・それ騎士団長じゃねぇか。」
ミード「あのいけ好かない野郎か?」
バルト「そいつかどうかは分からないが”姫の手土産”って言ってたな。」
ダーカス「ますますやばいな・・・」
ミード「姫ってまさか・・・」
ダーカス「お嬢のことだ。なんであいつがお嬢のこと知ってんだ・・・?」
ミード「さぁ・・・。」
その話をしている間にタイガーはリーナの髪に触れようとした。
すると
ナリース「キュウッ!!」
バチバチバチっ!!
タイガー「いっ!!」
ナリースはリーナの周りに強力な結界を張ったのだ。
ダーカス「おまえ、何こっそりお嬢に触ろうとしてんだよ。」
ミード「リーナが汚れる。」
バルト「ナリース、ナイスだ。」
タイガー「ナリース・・・?」
ベッドにいたのは小さな黒いドラゴンだった。
ダーカス「また可愛いの連れて、お嬢は本当に好かれる体質だな。」
ミード「そういやそうだったな。」
バルト「好かれる体質?」
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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!これからも頑張ってください!! (2019年1月6日 22時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
苺香郷 - 更新頑張ってください (2018年12月24日 2時) (レス) id: 64a942dddb (このIDを非表示/違反報告)
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