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リーナはバリトの腕の中で首から血を流して

ぐったりとしていた。

バリト「・・・・ま、マスター?」

バリトは気づかなかった

リーナが貧血気味だったことに

朝からちょこちょこミードにあげていたのにもかかわらず

ナリースにもあげていて

もうとっくに貧血だったのに

バリトは思いっきり飲んでしまった。

バリト「マスター!!マスター!!」

ナリースも異変に気づく

撫でていてくれた左手がぐったりと動かなくなった。

ナリース「キュウ?」

鼻先でつついてみるが全く反応がない

ナリース「キュッ!!キュウウウウウ!!!!」

婉麗「ドラゴンの童よ、そんなに鳴いて何があった・・・・主や!!」

ミード「リーナ・・・・」

ミードたちが目にしたのは

口を血で染め上げたバリトと

その腕の中で首から血を流してぐったりしているリーナだった。

ミード「テメェ・・・・俺のリーナになにしてやがるっ!!」

手には紫色の炎が上がっていた。

婉麗「まて、童。先に治療が先であろう。」

婉麗はリーナを抱き上げて地面へ寝かせ

懐から数枚の葉を取り出して

呪文を唱えながら傷口に貼り付けた。


婉麗「これで出血は収まった。ドラゴンの童よ、安心するといい。」

ナリース「キュウ!!」

ナリースはリーナの腕と体の間に寝そべって

見守り始めた。

ミード「おい」

バリト「俺が悪いんだ・・・・俺はいっしょにいちゃ駄目なんだ・・・・また・・・・」

ミード「落ち着け、俺も悪かった。」

バリト「・・・・?」

ミード「こいつは貧血になっても1ミリもそれを感じさせない。今日だって俺が勝手に飲みまくってたんだ。」

バリト「それに気づけなかった俺は使い魔失格だ・・・・。」

婉麗「まぁ落ち着け。だいぶ顔色も良くなった。」

ミード「おっと・・・もう時間か。」

バリト「・・・・何がだ?」

ミード「使い魔探しだよ。バリト、リーナをおぶってくれ。」

バリト「わかった。」

バリトはリーナをおぶると

地面が光り出して

元いた教室へ戻ってきていた。

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設定タグ:魔法 , 男装 , 吸血鬼   
作品ジャンル:ファンタジー
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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!これからも頑張ってください!! (2019年1月6日 22時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
苺香郷 - 更新頑張ってください (2018年12月24日 2時) (レス) id: 64a942dddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミーちゃん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年2月6日 12時

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