あの子の血は絶品らしい・・・・ (ページ22)

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僕「あぁ、幼なじみだよ。ミードって言うんだ。仲良くしてやってよ。」

バリト「マスターの命令なら。」

ナリース「キュッ！！」

僕「この辺に使い魔になってくれそうな子いない？」

バリト「そうだな・・・・ファイアーフォックスとかどうだ？」

僕「だって。」

ミード「なんでもいい。」

僕「じゃ、その子のところに連れてってくれる？」

バリト「承知した。」

バリトに案内してもらうと

太い幹の根本に

金色の毛並みに尻尾の先、耳の先には炎を纏った

ファイアーフォックが座っていた。

するとナリースはその狐の元へ近寄ると

何かを喋っていた。

少ししてこちらへ戻ってくると

バリトに説明した。

バリト「なってやっていいが、その前にfairyを見せろって。一応2人とも。」

僕とミードは手のひらにfairyを出した。

ミードは濃い紫色で大きさはそこそこ。

僕のは白くて大きい。

ファイアーフォックスはそれを見ると

こちらへ歩み寄ってきた

そして僕の前へ

僕「あれ？僕じゃなくてミードの使い魔になってほしいんだけど？」

バルト「性格が気に食わないらしい。それ以外は合格なんだと。」

ミード「はあ？」

僕「お、落ち着いて。じゃあ、共有しようか。」

使い魔は2人までなら共有することが出来る。

ファイアーフォックスは少ししてうなづき

それぞれ契約のタトゥーが体のどこかへ刻み込まれる。

するとファイアーフォックスは徐々に人形を成していった。

金髪の艶やかなポニーテールに

細くおっとりとした目で

和服を着た男の人。

「我は炎の狐なり。ソナタらの願い、承ろう。」

ミード「・・・・？」

僕「よろしくー！」

「早速なのだが、我の名前を決めてはくれまいか？」

僕「ん・・・・漢字？婉麗にしよ！！」

婉麗「良い名だ。・・・・ん？」

僕「どうしたの？」

婉麗「このドラゴンの童と気に食わん童、とても良い香りがするな・・・・。」

ナリースとミードの口元を指さす。

すると

ナリース「キュッ♥キュウッ」

ナリースは僕に飛びついてきて

先ほど血をあげた指をチュパチュパと吸った。

婉麗「そういう事か・・・・」

僕「ナリース、さっきあげただろ？」

ナリース「キュ～・・・・」

しゅんと悲しそうな顔をする

僕「もう！！ミードみたいな顔しないでよ！！甘やかしちゃうじゃんか。」

そのままナリースの牙に指を押し付けた。

ナリース「キュ～♥゛」

ミード「俺ってそんな顔してるのか・・・・？」

僕「え？」