僕の本当の正体 ページ7
僕「入っても宜しいですか？」
華「入る前に一つだけ。優は私のものになってくれる？」
僕「もちろん。僕はあなたの思うがままにございます。」
華「お入りなさい。」
僕は襖を開けて中へと入った。
そして襖を閉めた途端にお札が貼られた。
僕はゆっくりと振り向いてみると
そこには怯えきった打刀、太刀、脇差、大太刀、槍、薙刀がいた。
全員が目を向ける先には血だらけになった長谷部様が横たわっていた。
僕「これは何事でしょうか？」
華「私はここにイケメンがいるからって言われて来たのに誰も私に心を開いてくれないのよ。だから、1人躾したのよ。」
僕「そうでしたか。」
華は僕に近寄ってくると体に手を回してきた。
華「でもねぇ、実のところあなたが一番タイプなのよ？」
僕「ありがたき幸せ。」
華「あなたは私とシテくれるわよね？」
僕「お言葉ですが・・・夜、二人っきりでしませんか？」
華「あら、ロマンティックね。これならあなただけで十分だわ。」
華は何を思ったのか長谷部様の本体を持った。
僕「何をなさるおつもりですか？」
華「折るのよ。こんなダメな刀私には要らないわ。」
僕「それは偽物ですよ。」
華「どういうこと？」
僕「長谷部様の本体はこちらです。」
僕はあらかじめ用意していた偽者を審神者に渡した。
僕「ここにいる皆様も持っているのは偽物です。後で、本物の在り処を教えて差し上げます。」
華「やっぱりあなたはこいつらと違うのね。それじゃぁ遠慮なく折るわ！」
華はその刀を真っ二つに折った。
でも、長谷部様はそのまま。
華「どういうこと？なぜ長谷部は消えないの！」
僕「華様はこの本丸のルールブックをお読みになりましたか？」
華「あんなの読んでられるわけないじゃない。」
僕はゆらりと立ち上がると
僕「その一、審神者自ら刀剣をおることをするべからず。」
華「だから何だっていうの？」
僕はゆっくりと姿を変えた。
僕「神様にこのような仕打ちをするとどうなるか教えて差し上げましょう。」
華「ば、バケモノ！！あなた達！助けて欲しかったらアイツを殺して！！」
僕「バケモノとは失礼な。僕はれっきとした狐族の末裔ですよ。」
華「近寄らないで！！」
僕「あなたが折ったのはただの玩具の刀ですよ。あなた如きが真の刀を折れるわけがない。」
華「何ですって！？」
審神者の額に手を置きながら
僕「華様、僕があなたに地獄を見せてあげましょう！」
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ミーちゃん(プロフ) - 応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2017年7月13日 13時) (
レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
柚希 - 物凄く続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2017年7月13日 10時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーちゃん | 作成日時：2017年6月9日 23時
