狙われている本当の理由 ページ40
sideなし
鳴鐘「どうだ？」
私(少し楽になった・・・・か・・・な。)
鳴鐘「おっと。」
ふっと意識が飛んだ楓を鳴鐘が支えた。
薬研「大将！？」
鳴鐘「そう心配するな、眠っただけだ。安心しろ。」
三日月「お前は・・・・」
鳴鐘「鳴鐘だ。」
三日月「鳴鐘はいつから楓の事を知っているんだ？」
鳴鐘「赤ん坊の頃からこいつの事を見てるが・・・どうした？」
三日月「先日、アマテラスが来た時楓が生贄にされていた事を聞いた。お前は知っていたのか？」
鳴鐘「あぁ、もちろん。だが、あいつらの企みは知ってる。表面上は生贄だが、実質はこいつの妖力を操るために一旦村から引き離そうとしてやった事だ。」
小狐丸「妖力は全ての妖狐が持っているのではないのですか？」
鳴鐘「もちろん、妖狐の端くれでの俺でも持っているが、変化の術は一部の妖狐にしか出来ないんだわ。」
燭台切「変化って、楓ちゃんが優になっていたやつのことかい？」
鳴鐘「まて、それはどういう事だ？」
三日月「おや、知らないのか？楓は俺達を怖がらせまいと男の優としてここで過ごしていたんだが。」
鳴鐘「そんなことしてまで逃げたかったのか・・・・。」
三日月「逃げたかった・・・・とは？」
鳴鐘「お前らの事だ、どうせ昔話は聞かされているだろ？」
薬研「自分は人間と妖狐の雑種だとかいうやつか？」
鳴鐘「そう、それで、こいつの父親は陰陽師だろ？陰陽師は式神を使えるんだ。それはどういう意味か分かるか？」
一期「神を使うことが出来る・・・・。」
鳴鐘「なぜその力を妖狐が欲しがるか分かるか？」
小夜「まさか、復讐のため？」
鳴鐘「ピンポーン、正解だ。俺達妖狐は代々神に仕えてきた。中には優しい神もいるが、ヤベェ奴らもいる。いままでにどれだけの妖狐が被害にあったか数え切れねぇぐらいにいる訳。」
石切丸「それで、彼女の中にある神を操るための〃霊力〃を自分たちで使って神を服従させようとしたんだね。」
三日月「俺達は陰陽師に呼び出されたことは無いな。」
鳴鐘「そりゃあそうだ。お前達は付喪神だが、もうとっくに1人の陰陽師と契約済みだ。」
長谷部「それは一体どういう事だ。」
鳴鐘「ここの初代主は陰陽師だろ？お前らはその時にそいつの娘と契約させられているだろ？」
長谷部「た、確かにここの初代は陰陽師だった。だが、その主の娘はまだ生まれていなかった。」
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ミーちゃん(プロフ) - 応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2017年7月13日 13時) (
レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
柚希 - 物凄く続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2017年7月13日 10時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーちゃん | 作成日時：2017年6月9日 23時
