本番 ページ24
鶴丸「楓にピッタリだろ？」
僕「はい！嬉しいです！」
大倶利伽羅「大事にしろよ・・・・。」
僕「大事にします！！絶対に大切にしますから！！」
鶴丸「そう言ってもらえるなら安心た。よし、俺達も飲もうぜ！」
大倶利伽羅「分かった。」
おふたりはそう言い残し戻って行った。
僕「さてと、準備始めますか！」
僕は姿を変え、先ほどの衣装に身を包み飾りをつけメイクをほどこし桜の描かれた扇子を持ち、市女笠に虫の垂れ衣を被って外へと出た。
私「すみません、遅くなってしまいました。」
燭台切「まだ大丈夫だよ。」
燭台切様がくるりと私の方へと向きを変えた。
燭台切「ワォ・・・・。」
私「もしかしてどこか変でしたか？」
燭台切「違う違う！！綺麗すぎて言葉が出なかったんだよ！！」
私「綺麗じゃありませんよ。」
燭台切「またそんな事言って！！」
私「事実ですもん。」
燭台切「じゃあ、早速舞を始めようか。絶対みんな綺麗っていうよ？」
私「分かりました。まずは桜を咲かせましょうか？」
私はゆっくりと目を閉じて指をならした。
すると・・・・
大きな桜の木に花がついて雪景色の中に咲く桜が現れた。
三日月「ほぉ・・・これはまた美しい・・・。」
燭台切「みんな！！聞いてくれるかい？これから楓が舞を披露してくれるよ！！」
三日月「舞・・・・。」
歌仙「雅だね・・・。」
燭台切「音楽はしーでぃーって奴から流れるから楽しみにしててね！それじゃぁ楓。よろしく！！」
私「はい！」
私は桜の木の前へ歩いていき音楽に合わせて舞を披露した。
曲の途中で傘を外し扇子で顔を隠しながら踊り、テンポの早くなったところで扇子を顔から外した。
最後はゆっくりと姿勢を正して扇子で顔を隠し口元だけ出るようにして終わった。
私はゆっくりとお辞儀をするとそそくさと戻ろうとした。
すると、手首を誰かに捕まれた。
三日月side
急に桜の木に桜が満開に咲いた。
俺「ほぉ・・・これはまた美しい・・・。」
燭台切「みんな！！聞いてくれるかい？これから楓が舞を披露してくれるよ！！」
俺「舞・・・・。」
歌仙「雅だね・・・。」
舞を見るのはいつぶりだろうか、
覚えているのはあの夜に見た女性の舞だった。
俺は内心、その舞をもう一度見ることが可能なら
この瞳が戻るかもしれないと思っていた。
そんな事ある訳がない。
俺「あなや・・・・！」
俺は今幻覚を見ているのだろうか。
楓があの時の女性だったのだ。
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ミーちゃん(プロフ) - 応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2017年7月13日 13時) (
レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
柚希 - 物凄く続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2017年7月13日 10時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーちゃん | 作成日時：2017年6月9日 23時
