男の紅 ページ19
塗らねば不動様が動いてくださらないから！！
僕「似合ってますか？」
僕は自分の真っ赤に塗った唇を指さして笑いかけると
不動「お、おう・・・・。」
僕「さぁ、帰りますよ。」
博多「1本取られたばい・・・・。」
信濃「だね・・・・。」
僕「そう言えば、大倶利伽羅様と鶴丸様はどちらにいらっしゃるんですか？」
博多「確か、あそこの店に入っていったばい。」
指さしたそのお店は僕が舞をする時に付ける装飾品を買っているお店だった。
僕「行きましょうか。」
博多様達を引き連れてそのお店に入った。
そのお店には僕のことを知っているお姉さんのような存在の絢香さんがいた。
そして、その絢香さんと喋っているおふたりを見つけた。
絢香さん「いらっしゃいませー！今日はどんなものをお探しで・・・・。」
僕「お久しぶりです。絢姉。」
絢香さんさん「お兄さん達、ちょっと待っててね。」
絢姉はお2人との会話を中断しお店の外の看板を
『営業中』から『準備中』と変えて
入口のドアに鍵かけてカーテンを閉めた。
僕「いいんですか？閉めちゃって。」
絢香さん「いいもなにも、最近来てくれなかったじゃないの！！」
僕「忙しくて・・・・。」
絢香さん「あんたって子は！！またそんな格好して！」
僕「あの姿では外を歩けないんで・・・・。」
絢香さん「このお店の仕組みは知ってるでしょ？」
僕はコクリと頷くとゆっくりと姿を元に戻した。
私「久しぶり、絢姉。」
鶴丸「楓！？」
大倶利伽羅「断固として元に戻りたがらなかったのに・・・・。」
私「お二人共、急にいなくならないでください。心配したんですから・・・。」
鶴丸「それはすまなかった。」
大倶利伽羅「だから次の機会にしろって言ったんだ・・・・。」
私「で、ここで何をしていらっしゃるんですか？」
絢香さん「髪飾りを探していたのよね？」
私「髪飾り？何故ですか？」
大倶利伽羅「あんたに・・・あげようと思って・・・・。」
私「私にですか？」
鶴丸「倶利坊！サプライズしないとダメじゃないか！！」
絢香さん「フフッ！お二人共、あなたのために一生懸命探していたのよ。」
私「そんなっ！！悪いですよ！！」
鶴丸「博多達からは紅を貰ったのにか？」
私「だって、塗らないと帰らないぞーって不動様がおっしゃるので・・・仕方なく。」
大倶利伽羅「じゃあ、貰ってくれないなら・・・・」
急に立ちあがる大倶利伽羅様
あれ？なんかお顔が赤い気が・・・・
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ミーちゃん(プロフ) - 応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2017年7月13日 13時) (
レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
柚希 - 物凄く続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2017年7月13日 10時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーちゃん | 作成日時：2017年6月9日 23時
