僕との出会い ページ13
長谷部「酒の席でお前、なんて言ったかは覚えてないのか？」
燭台切「うん。」
歌仙「君昨日ね・・・。」
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
歌仙side
昨夜の事だ。
長谷部「ゆぅう！」
優「どうなさいましたか？」
長谷部「行かないでくれぇ！！」
僕「お仕事が残っているんです。すみませんが離して頂けますか？」
長谷部「やだ。」
珍しく長谷部くんがわがままだった。
長谷部くんはプライドが高いぶん、些細なことがあるとすぐに壊れてしまう。
見た目と違ってとても繊細なんだ。
最近は大人しかったのだが今日はよっぽど嫌なことがあったらしい。
宗三「ゆぅう！長谷部となんかつるまないで僕と一緒に寝てくださいよぉ！」
優「宗三様まで・・・・。」
優は困った顔をする。
何故だろうか
心のどこかで
〃うらやましい〃
そんな気持ちが渦巻いていた。
優はこの本丸のお手伝いさんだ。
この本丸が本当に消えそうになった時
僕達の前に現れた。
今とは全く異なる姿で。
巫女装束に包まれ、狐の耳と9本の尻尾を生やし
とても綺麗な白く長い髪を風になびかせ
左右異なる瞳を持ち
そして・・・・
この上ない程の美しさを持っていた。
僕達は折れたんだと確信した。
その時長谷部くんは刀を持って彼女の前まで行き
長谷部「頼むっ・・・・俺はっ・・・どう・・・なって・・・もいい！だからっ家族をっ・・・たす・・・けひて・・・くだ・・・さい・・・・。なん・・・なり・・・と・・・ご命・・・・令・・・くだっ・・・さい・・・。」
自分の本体を差し出しながらそう言った。
優「長谷部様、命令をなさるのは貴方様の方ですよ？何なりとご命令を。私はあなた方の守り人なのですから。」
彼女は長谷部くんの前にひざまづいた。
長谷部くんは泣きながら
長谷部「じゃ・・・じゃあ・・・家族をっ！家族を助けて・・・！」
優「かしこまりました。」
彼女は右腕をスーッと横へ動かすと
『我ら狐族の加護をここに。』
そう言った。
するとどんよりとした空が見る見るうちに晴れ
枯れ果てた木々が色を取り戻し桜の花が咲き乱れた。
そして、僕達の怪我が治り朽ち果てていた本丸も新品同様に生まれ変わった。
そして今は男の子の優が長谷部くんと宗三に抱きつかれている。
優は男の時の名前
本当の名前は聞いたことが無い。
そして、なぜあの姿をしていないのか
それは優いわく
「バケモノにしかみえないから」らしい。
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ミーちゃん(プロフ) - 応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2017年7月13日 13時) (
レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
柚希 - 物凄く続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2017年7月13日 10時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーちゃん | 作成日時：2017年6月9日 23時
