寒い朝 ページ1
僕は肌寒さを感じながらも布団から出て支度をした
今は朝の5時半
僕はこの時間に起きるのが当たり前。
なんでかって？
それは僕が〃お手伝いさん〃だから。
布団を畳んで押し入れにしまい、お仕事用の着物に着替えて部屋を出た。
外には相変わらず白銀の世界が広がっていた。
ブルっと身震いをして、手に息を吹きかけると真っ白な息が出た。
僕「今日も寒いなぁ・・・・。頑張ろう！」
そう呟くと急ぎ足で畑へと向かった。
僕は着物の肩に襷がけをして、雪の下にある大根、白菜、キャベツ、ほうれん草、水菜などの野菜を収穫しカゴへと入れて戻った。
本丸へと戻るとそのまま台所へと直行し野菜を綺麗に洗った。
僕「ひゃっ・・・・冷たい！」
水道の水はとても冷たくて手が凍りそうになった。
やっぱり冬は寒いなぁ・・・
そんな事を思いながら野菜を洗い終えた。
その後もご飯をお釜で炊いて大きなお鍋にお味噌汁と煮物を作り、漬物樽から白菜のお漬け物と柚と漬けた大根を出し大皿へともった。
後は納豆、卵、海苔、をいくつか準備してご飯とお味噌汁以外は広間の二つの長いテーブルへと並べた。
僕「これでよしっと！」
それじゃあ、あの人たちを呼んでくるか。
一つの部屋の前へ正座すると
僕が「優です。燭台切様、歌仙様、起きていらっしゃいますか？」
そう中へと聞いた。
すると
歌仙「あぁ。起きているよ。」
燭台切「開けていいよ。」
僕「失礼します。」
ていねいに襖を開けると寝間着姿の2人を見つけた。
僕「お二人共、お風邪をお引きになられますよ。なにか上へ羽織ってくださらないと。」
燭台切「君が言える立場なのかい？」
歌仙「そうだよ。僕達よりも遥かに君の方か寒そうだよ。」
僕「僕のことはお気になさらず。それよりも朝食の準備が整いました。」
燭台切「えぇっ！？もう終わったの？」
歌仙「まさか、畑まで行くのも1人で？」
僕「はい・・・・そうですが？何か問題でも？」
燭台切「いつも言ってるよね？僕達に声かけてって。」
歌仙「こんな大人数の朝食を1人で作るのは重労働なんだよ？体壊したら元も子もないだろ？」
僕「僕のことなんてお気になさらないでください。ただのお手伝いさんですから。」
燭台切「またそうやって。」
僕「事実ですから。おふたりは朝食を盛ってすぐに食べられる準備をしていてください。僕は長谷部様と、ほかの方々を起こしてきますので。」
燭台切、歌仙「了解／わかったよ。」
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ミーちゃん(プロフ) - 応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2017年7月13日 13時) (
レス) id: 12614c4f22 (このIDを非表示/違反報告)
柚希 - 物凄く続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2017年7月13日 10時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーちゃん | 作成日時：2017年6月9日 23時
