再会 ページ9
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七「……ねえ、姉ちゃん」
「んー？」
何故か真剣な顔をした陸が私に聞いてくる。
何かあったのかな？
七「……姉ちゃんは、天にぃのこと嫌い？」
「……え？」
陸の口から私に向かって天の話題が出されたのは久しぶりだった。
今までは、お互いに避けていたから。
「……なんで？」
七「…………」
黙って、それ以上は言わない陸に、すごく大事な話をしてるんだと感じる。
三「……オレ達、居ない方がいいか？」
七「……ううん。大丈夫」
この空気に気遣った三月さんが言ってくれたが、陸は首を振った。
「………陸は？」
七「……オレは…」
一瞬俯いたが、また顔を上げる。
七「…嫌いになんて、なれない」
「……だよね。私も一緒だよ。」
七「……姉ちゃん」
「最初はちょっと恨んだりしたけどね。でも、あんなに家族のこと大事にしてた天が、単純な理由で家を出て行ったなんて考えられなくて」
きっと私も陸も思ってることは一緒なんだよ。
だから、嫌いになんてなれるわけない。
「天は会いたくないって思ってるかもしれないけどね、本当は、私は会いたいって思ってるよ。……もう一回、3人で」
七「……うん。分かった」
そう言うと、陸は部屋を出て行った。
「……分かったって、え？」
誰も私の言葉に返事をせずに、疑問しか頭に浮かばなくて悩んでいると、その内にすぐ扉が開いた。
入ってきたのはなんとTRIGGERの十龍之介さんと八乙女楽さん。
驚いて固まる。
十「……こんにちは」
「……！？え、ぁ、こんにちは…？」
八「……ほら天、はやく行けよ、らしくねえな」
「天」と呼ばれた名前に、一瞬心臓が止まったように感じた。
「……天…？」
九「……久しぶり」
気まずそうに、でもしっかり聞こえた「姉さん」という言葉に、思わず座り込んだ。
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あんず(プロフ) - 更新ありがとうございます!!これからも楽しみにしています(o^^o) (2022年5月22日 13時) (
レス) @page14 id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません！直しました！今後無いように気をつけます！ (2021年8月7日 19時) (レス) id: 6ad31aa671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくる | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mikuruhomupe/
作成日時：2021年8月7日 19時
