頑張りすぎもよくない ページ12
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No side
九「……ねえ、陸」
七「何？天にぃ」
九「姉さんはどこにいるの？」
とある撮影の打ち上げ。
小鳥遊事務所で酒を飲み騒いでいる成人組(IDOLiSH7、TRIGGER)を横目に、天が陸に訪ねた。
というのも、この部屋のどこにも姉の姿が見当たらないからだ。
七「あー……姉ちゃん、今追い込みの時期だから…」
九「追い込み？」
なんでも、姉は学校のテスト週間らしく、点数を落とすわけにはいかないので部屋に籠っているそう。
九「……無理してないよね」
七「うーん…オレもそう思うんだけど、邪魔するのもどうなのかなって…」
九「ちょっとくらい休息は必要でしょ。陸、行こう」
七「え、行くって…姉ちゃんの部屋に？」
九「当たり前。」
天は陸の腕を掴み、そのまま引っ張って部屋を抜け出した。
七「……邪魔にならないかな、」
九「姉さんがそんなこと思うわけないでしょ」
ひとまず部屋をノックしてみた天だったが、返事がないのは想定済みだったようで、容赦なくドアを開けた。
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七瀬A
問題を解いて、丸つけて、その繰り返し。
もうこんなの飽きた。やりたくない。
「……なにこれ意味わからんし…」
分からない問題があるとイライラする。
誰が悪いなんてそんなの自分に決まってる。
気分を落ち着かせるためにイヤホンを耳に突っ込みながら勉強してみてはいるが、効果はあるのだろうか。
「………はぁ…」
近くにあったチョコレートの袋を開けて口に放り込む。
甘い味になんだか安心して背もたれに体重を預けた。
耳ではピアノの優しい旋律が響いている。
「……ねむー…」
九「ほら、無理してる」
「……？」
いきなり片耳から音楽が聞こえなくなったかと思ったら優しく鼓膜に振動する声。
そっと振り返るとそこには可愛い可愛い我が弟2人が立っていた。
「……夢？」
九「何言ってるの、無理しすぎじゃない？」
七「ごめん姉ちゃん。でもオレもあんま無理しない方いいと思うよ」
「…………」
そう注意してくれる声も聞こえずぼーっと見つめる。
あーダメだ。疲れすぎた。
そこにこの2人が投下されるなんて思わないじゃないか。
七「……姉ちゃん？」
「…天、陸」
九「……？」
「充電〜…」
思わず2人に抱きついた。
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あんず(プロフ) - 更新ありがとうございます!!これからも楽しみにしています(o^^o) (2022年5月22日 13時) (
レス) @page14 id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません！直しました！今後無いように気をつけます！ (2021年8月7日 19時) (レス) id: 6ad31aa671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくる | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mikuruhomupe/
作成日時：2021年8月7日 19時
