か み さ ま か み か く し 【 二 口 堅 治 】

三十八 ページ40

茂庭「あのなぁ！！！神様を誘拐……神隠ししてんのと同じなの！！！！
妖魔界の掟めっちゃ破ってるから！！！」





二口「だって途中までコイツ座敷童子って言ってたですもん！！！！」






茂庭「どっちにしろ妖力奪うの禁止！！妖魔界の偉い人まで噂流れててお前罰せられるぞ！！！」









茂庭さんの一言で周囲がザワつく。









滑津「罰……？
そ、それって誰が決めるんですか！？
二口はただ、妖力をもっと蓄えて皆を助けようと……！！」









茂庭「妖力を蓄える方法はまだ他にあるから、多分それじゃあ理由にならない。

それに、決めるのは妖魔界の幹部。
誰が幹部かもわからないから訴えることもできない……」








重い空気が流れ、二口は俯く。









そんな空気を打ち消したのは、









「えっじゃあ我幹部だし罰決めていいのか？」









一人だけ異様にニコニコしている、天照Aだった。

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