か み さ ま か み か く し 【 二 口 堅 治 】

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とりあえず、一か八か聞いてみるとする。









「そういえば、私忘れ物したから帰りたいんだけど結界どうやったら解除できるかな？」








この話題が吉と出るか凶と出るか……









白福「……」



雀田「あー……」




滑津「そうだねぇ……」









明らかに彼女達の顔が歪む。









＿＿＿＿＿瞬間、









「おわっ！！？？」









白福「ごめんね〜？堅治様に言われてたの〜」





白福さんの持っている太刀が頬をかすめた。







滑津「二口がね、Aちゃんが結界とか脱出系の話したら捕まえろってさ。」









雀田「ごめんね天照ちゃん？いや、






_____天照大御神様」








皆どこから出したのか舞ちゃんは銃、雀田さんは杖を持っていた。









「……へぇ、我の正体を知っておったのか小娘どもよ」









白福「！？」






滑津「……貫禄あるねえ天照大御神様」







我の気迫におされ、彼女達は怯んだが

何とか持ち直したのか武器を構えた。








白福「まあいくら神様でも術が使えないもんね〜

ごめんねAちゃん」









白福さんが我に刀を振り下ろしてきた。









「……もしかして、我が術が使えないだけで倒せると思ったのかのぅ？」









振り下ろされた刀を素手で受け止め、粉々に砕く。









白福「えっ……！？」









「そんな物騒なものを振り下ろすな小娘……



……天照大御神は怪力なんじゃ。残念じゃったのぅ？









＿＿＿＿＿さあ、どこからでもかかってこい」

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