千冬の兄は生きたいと願う【東京卍リベンジャーズ】参 (ページ7)

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百一話ページ7

あー、どうしても黒龍のあの2人のことが気になってしまう

今は八戒だろ！

そう考え事をしながら歩いていた

ｸﾞｲｯ

『？』

誰かに急に腕を引っ張られた

「危ない、ちゃんと前見て歩け」

『……お前は…』

俺にそう注意したのは

黒龍の…えっと、名前は…

「久しぶりだな、千秋」

『えっと……』

乾「やっぱり覚えてないか。乾青宗」

『乾…青宗……』

どこかで…

"乾青宗だ、よろしく"

"千秋、一緒に黒龍を良いチームにしよう。俺たちならできる"

思い出した

『え、あのイヌピー…？』

乾「あぁ、思い出すの遅い」

『ごめん、昔の記憶曖昧で』

乾「いいよ。身体は大丈夫か？」

『あぁ、大丈夫だ』

乾「ならよかった……それでさ」

『？』

乾「黒龍に入る気はねぇか？」

『え？』

乾「初代とは変わっちまったけど真一郎君の作ったチームだ」

『……俺は黒龍には入れない』

乾「なんで？今の黒龍じゃ不満だからか？」

『それもあるけどお前も知ってるだろ？真一郎君がﾀﾋんだ原因を作ったのは俺だって』

乾「……でもそれは千秋一人のせいじゃねぇだろ？」

『確かに俺、一人でやったわけじゃない。でも俺があの時止めていれば真一郎君がﾀﾋぬこともなく、一虎があんなことになることもなかった…あそこが真一郎君の店だって知ってたのに…』

乾「…俺は千秋が悪いとは思わねぇよ。」

『……』

コイツは優しいんだがわからねぇ

優しい顔をする時もあるけど黒龍にいた時の顔は怖かった

イヌピー、お前の本当の顔はどっちだ？

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