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家で泣いては不貞腐れ、寝てぼーっとしていたらあっという間に夕暮れになった。
ご飯を作る気にもなれずずっとソファで蹲っていると、
ガリガリガリ、と家のドアの方から変な音がした。
音も少ししたら止むだろうと放置していてもなかなか止まないから仕方なく玄関まで行ってドアを開けてみる。
犬だった。
子犬。
きゅるんとしたかわいい目元や毛色には見覚えがある。
「ほくと……？」
そういうとくぅんと足元をくるくる回しだした。
知っている犬を捨てるのは…
そもそも犬を捨てたら動物愛護法とかに違反する…？
本当は北斗のことは忘れたいところだが、仕方がないので
よいしょ、と抱き入れとりあえず足を拭いて家にあげる。
ソファへ向かい膝に乗せて撫でていると、気持ちがいいのかごろん、とお腹を見せて無防備な姿を晒す北斗。
人の姿は腹筋すごいのにワンちゃんだともちもちだね…
不意に人の姿の北斗のことを思い出してしまっては「私あんなこと言って最低…」と自己嫌悪に陥ってしまい百面相していたら、北斗が悲しそうな目でこちらを見てきた。
「ごめんね…」
そう言ってお腹を撫でてあげると、先ほどの悲しそうな顔から気持ちよさそうな顔に戻りほっと胸を撫で下ろす。
それから始めの方に一応買っておいた今では置物と化しているペット用品一式を引っ張り出してきて設営し、ドッグフードや水を入れておくと北斗は元気よく食べ出した。
私がお風呂に入っている間も脱衣所でお利口に待っていたり、眠るときもペット用のベッドではなく私のベッドへ入ってきて、北斗を家に入れた最初の日を思い出して気を抜くと涙が出そうになった。
おやすみ、と声をかけて朝になっても北斗は犬のままだった。
「北斗！おいで！」
「北斗！お手！」
「まて！」
「よし！」
「あぁ〜いい子！！」
あれから北斗が人になることはなく犬の北斗と日々生活するようになった。
北斗が人にならないことについて最初は寂しいなと思い出しては涙が溢れることもあったが、徐々に犬の北斗にも慣れていき一人と一匹の生活も楽しくなってきた。
ある日の夜、北斗と遊びながら眠気と戦っていたら
先輩から電話が入った。
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sawamura(プロフ) - くらふく。さん» くらふく。さん、コメントありがとうございます！お気に入り登録までしてくださってるとは…😭嬉しいです！これからも頑張って更新しますので、よろしければお付き合いくださいね☺️ (1月16日 21時) (
レス) id: f284a07fce (このIDを非表示/違反報告)
くらふく。(プロフ) - お気に入り登録していつも読んでます！！これからも更新を楽しみにしてます(*ˊ ˋ*)♬.*ﾟ (1月16日 18時) (レス) id: c0f003c39f (このIDを非表示/違反報告)
sawamura(プロフ) - くみさん» くみさん、コメントしてくださりありがとうございます！楽しみにしてくださっていただけて本当にありがたいです…🥹🥹頑張って更新していけたらと思っていますので、気長にお付き合いくだされば嬉しい限りです…！ (11月17日 21時) (レス) id: a6d5172d7a (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！めちゃ嬉しいです😭また続き楽しみにお待ちしてます！ (11月13日 21時) (レス) @page21 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
sawamura(プロフ) - べーこんさん» べーこんさん、コメントありがとうございます！そして、お返事遅くなってしまいすみません…😭なんとか時間を見つけて更新してまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします🙇♀️ (11月13日 14時) (レス) id: 683c6cce3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sawamura | 作成日時：2023年4月30日 11時
